大学入学共通テスト(理科) 過去問
令和4年度(2022年度)本試験
問14 (物理基礎(第3問) 問5)

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問題

大学入学共通テスト(理科)試験 令和4年度(2022年度)本試験 問14(物理基礎(第3問) 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

次の文章は、演劇部の公演の一場面を記述したものである。王女の発言は科学的に正しいが、細工師の発言は正しいとは限らないとして、後の問いに答えよ。

王女役と細工師役が、図1のスプーンAとスプーンBについての言い争いを演じている。

王女:ここに純金製のスプーン(スプーンA)と、あなたが作ったスプーン(スプーンB)があります。どちらも質量は100.0gですが、色が少し異なっているように見え、スプーンBは純金に銀が混ぜられているという噂があります。
細工師:いえいえ、スプーンBは純金製です。純金製ではないという証拠を見せてください。

王女は、スプーンBが純金製か、銀が混ぜられたものかを判別するために、スプーンAとBの物理的な性質を実験で調べることにした。

次の文章中の空欄( オ )に入れる語句として最も適当なものを、それぞれの選択肢のうちから一つ選べ。

王女:ならば、スプーンAとスプーンBの密度を比較すれば、スプーンBが純金製かどうかわかるはずです。

スプーンAとスプーンBを軽くて細いひもでつなぎ、軽くてなめらかに回転できる滑車にかけると、空気中では、図2のようにつりあって静止した。次に、このままゆっくりとスプーンAとスプーンBを水中に入れたところ、図2のように、スプーンAが下がり容器の底についた。ただし、空気による浮力は無視できるものとする。

王女:スプーンを水中に入れたとき、図2(ⅱ)のようになった理由は、スプーンBにはたらく重力の大きさは、スプーンAにはたらく重力の大きさ( エ )、スプーンBにはたらく浮力の大きさは、スプーンAにはたらく浮力の大きさ( オ )ためです。このことから、スプーンBの体積はスプーンAの体積よりも( カ )、スプーンAとスプーンBの密度が違うことがわかります。つまり、スプーンBは純金製ではありません!
細工師:これは、スプーンAとスプーンBの形状が少し違うから…。
細工師は何か言いかけたところで言葉に詰まった。
問題文の画像
  • よりも大きい
  • よりも小さい
  • と同じである

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この過去問の解説 (1件)

01

解答 オ:よりも大きい

 

解説

「スプーンBにはたらく浮力の大きさは、スプーンAにはたらく浮力の大きさ( オ )」

の穴埋め問題です。

直前の問題エの答えよりAとBの重力は等しく、

Aが沈みBの方が浮いているので、Bの方が浮力が大きいと判断できます。

よって答えは オ:よりも大きい となります。

 

補足: 式を用いた説明

図(ii)における力の釣り合いより、

A(上を正): 0 = (糸の張力) + (Aの浮力) - (Aの重力) + (Aの垂直抗力)

B(上を正): 0 = (糸の張力) + (Bの浮力) - (Bの重力)

であり、変形して

(Aの浮力) = (Aの重力) - (Aの垂直抗力) - (糸の張力) 

(Bの浮力) = (Bの重力) - (糸の張力) 

となります。直前の問題エの答えより(Aの重力)=(Bの重力)なので

 (Bの浮力) - (Aの浮力) = (Aの垂直抗力) > 0

よって (Bの浮力) > (Aの浮力) となります。

選択肢1. よりも大きい

この選択肢が正解となります。

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