大学入学共通テスト(理科) 過去問
令和6年度(2024年度)本試験
問65 (物理(第1問) 問2)
問題文
太陽の中心部の温度は約1500万Kであり、そこには水素原子核やヘリウム原子核が電子と結びつかずに存在している。その状態を、単原子分子理想気体とみなすとき、太陽の中心部にあるヘリウム原子核1個あたりの運動エネルギーの平均値は、温度300Kの空気中に、単原子分子理想気体として存在するヘリウム原子1個あたりの運動エネルギーの平均値の約( ア )倍となる。
また、太陽の中心部で、水素原子核1個あたりの運動エネルギーの平均値は、ヘリウム原子核1個あたりの運動エネルギーの平均値の( イ )倍である。
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問題
大学入学共通テスト(理科)試験 令和6年度(2024年度)本試験 問65(物理(第1問) 問2) (訂正依頼・報告はこちら)
太陽の中心部の温度は約1500万Kであり、そこには水素原子核やヘリウム原子核が電子と結びつかずに存在している。その状態を、単原子分子理想気体とみなすとき、太陽の中心部にあるヘリウム原子核1個あたりの運動エネルギーの平均値は、温度300Kの空気中に、単原子分子理想気体として存在するヘリウム原子1個あたりの運動エネルギーの平均値の約( ア )倍となる。
また、太陽の中心部で、水素原子核1個あたりの運動エネルギーの平均値は、ヘリウム原子核1個あたりの運動エネルギーの平均値の( イ )倍である。
- 2500
- 5000
- 12500
- 25000
- 50000
- 125000
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この過去問の解説 (1件)
01
解答 50000
簡潔な解説
温度は熱運動の激しさを表す指標であることを念頭に、
1500万÷300=5万
という計算をして答えを得られます。
詳細な解説
アボガドロ定数をNA、ボルツマン定数をkBとしたとき、
物質量: n = N/NA 気体定数: R = kBNA
より nR = NkB であることに注意します。
単原子分子理想気体の内部エネルギーをU、絶対温度をTとすると、
U = (3/2)nRT = (3/2)NkBT
です。
ヘリウム原子1個あたりの運動エネルギーの平均値をKとすると、
内部エネルギーの意味からして、 U = NK となります。
よって K = (3/2)kBT (※)
であることがわかります。(※)より、
粒子1個の運動エネルギーの平均値と絶対温度は比例する
ということがわかります。
よって、
(1500万ケルビンのときのK)÷(300ケルビンのときのK)
=1500万÷300
=5万
よって答えは 50000 となります。
【※についての補足】
気体分子運動論の考察から、単原子分子の温度について
(1/2)kBT = (1/2)mvx2 = (1/2)mvy2 = (1/2)mvz2 = K/3
であることを覚えていてもよいでしょう。
この選択肢が正解となります。
n = N/NA と R = kBNA より nR = NkB
となることを頭に入れておきましょう。
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