共通テスト(理科) 過去問
令和6年度(2024年度)追・再試験
問80 (物理(第2問) 問5)

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問題

共通テスト(理科)試験 令和6年度(2024年度)追・再試験 問80(物理(第2問) 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

次の文章を読み、後の問いに答えよ。

落下した小球が水平な床と弾性衝突し、鉛直上方にはねかえる運動について考える。重力加速度の大きさをgとし、速度は鉛直上向きを正の向きにとる。また、空気抵抗は無視する。

まず、一つの小球の運動を考える。床からの高さhの位置から、小球を速さv0(v0>0)で鉛直方向に投げ上げる場合と、投げ下ろす場合を考える。

次に、質量mの小球Aと、より軽い質量km(0<k<1)の小球Bを用意する。図1(ⅰ)のようにAの真上にBがくるようにし、AとBの間に少しだけ隙間をあけて静止させてから、同時に自由落下させる。図1(ⅱ)のように、Aは床ではねかえり、直後に落下してきたBと弾性衝突する。Bと衝突する直前のAの速度をvとする。Aと衝突する直前のBの速度は-vとしてよい。ただし、AとBは衝突後も同一鉛直線上を運動し、二つの小球の衝突において運動量の和は変わらないものとする。

Aと衝突した後のBの運動に関する文として正しいものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
問題文の画像
  • kが大きいほどBは高く上がるが、自由落下前の高さまで到達することはない。
  • kが大きいほどBは高く上がり、自由落下前の高さを必ず超える。
  • kの値によらず、Bが到達する最高点は、必ず自由落下前の高さとなる。
  • kが小さいほどBは高く上がるが、自由落下前の高さまで到達することはない。
  • kが小さいほどBは高く上がり、自由落下前の高さを必ず超える。

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この過去問の解説 (1件)

01

解答 kが小さいほどBは高く上がり、自由落下前の高さを必ず超える。

 

解説

衝突後の速度をそれぞれvA、vBとします。

vB= {(3−k)/(1+k)}v

であることが2問前の問題文中に書いてあり、これを使いますが、

以下では念のためvBの導出を与えておきます。

 

運動量保存則より、

mv+km(−v)=mvA + kmvB

(1−k)v=vA + kvB …①

 

弾性衝突だから

1 = −(vA − vB)/(v−(−v))

2v = vB − vA …②

 

①②を足して

(3−k)v=(1+k)vB

vB= {(3−k)/(1+k)}v

 

よって

vB

= {(3−k)/(1+k)}v

= {(4−(1+k))/(1+k)}v

= {{4/(1+k)}−1}v

> {{4/(1+1)}−1}v

= v

 

Bの速さは衝突前(速度−v)より衝突後(速度vB)の方が

大きいので、力学的エネルギー保存則を用いた考察から、

衝突後の方が高くあがります。

そしてkが小さいほどvBは大きくなるので、

打ち上がる高さもkが小さいほど大きくなります。

 

よって答えは

 kが小さいほどBは高く上がり、自由落下前の高さを必ず超える。

となります。

選択肢5. kが小さいほどBは高く上がり、自由落下前の高さを必ず超える。

この選択肢が正解となります。

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