共通テスト(理科) 過去問
令和7年度(2025年度)本試験
問126 (生物(第1問) 問1)

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問題

共通テスト(理科)試験 令和7年度(2025年度)本試験 問126(生物(第1問) 問1) (訂正依頼・報告はこちら) (新しいタブで開く)

味覚の多様性に関する次の文章を読み、後の問いに答えよ。

舌の味覚芽(味蕾)(みらい)に存在する味細胞は、水などに溶けた化学物質を受容し、興奮する。その興奮が(a)神経によって大脳に伝わると、味覚が生じる。味覚には、甘味・うま味・苦味・塩味・酸味の5種類があり、それぞれ異なる種類の受容体を発現した味細胞によって感知される。
ヒトでは、苦味物質であるフェニルチオカルバミド(以下、PTC)に対する感受性に多様性が存在し、苦味受容体の遺伝子の一つ(以下、遺伝子R)にある遺伝的多型がその原因であることが知られている。ヒトの集団において遺伝子Rの塩基配列を調べたところ、タンパク質のアミノ酸配列を変化させる3か所の一塩基多型(以下、SNP1〜3)があり、その組合せとして4種類の対立遺伝子が見つかった。表1は、それぞれの対立遺伝子から合成される受容体タンパク質のアミノ酸配列の違いを示す。ここでは対立遺伝子の名称として、SNP1〜3によって変化するアミノ酸の組合せを用いた。

下線部(a)に関連して、次の記述a〜dのうち、神経が刺激の強さの情報を伝える仕組みに関与しているものはどれか。その組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。

a  ニューロンの束の中で興奮するニューロンの数
b  個々のニューロンにおける興奮の頻度
c  個々のニューロンにおける興奮の伝導速度
d  個々のニューロンにおける活動電位の大きさ

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  • a、b
  • a、c
  • a、d
  • b、c
  • b、d
  • c、d

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この過去問の解説 (3件)

01

この問題では、神経の生理的性質に関する内容を問うています。

 

a:適当です。

刺激が強くなると、興奮するニューロンの数が増えることになります。

その結果、刺激が強く伝わります。

 

b:適当です。

単一のニューロンにおいて、刺激が強いほど一秒間あたりの活動電位が発生する頻度が増加します。

 

c:不適当です。

興奮の伝導速度は、神経繊維の太さや髄鞘の有無などの構造的条件によって決まります。

そのため、刺激の強さによって早くなったり遅くなったりすることはありません。

 

d:不適当です。

ニューロンには「全か無かの法則」があり、閾値以上の刺激であれば活動電位の大きさは常に一定です。

刺激が強いからといって、1回の活動電位が大きくなることはありません。

選択肢1. a、b

正解です。

参考になった数1

02

この問題は、神経が刺激の強さをどのように情報として伝えているかの知識を問う問題です。

 

【aの解説】正しい

強い刺激ほど、より多くのニューロンが興奮します。

 

【bの解説】正しい

強い刺激ほど、活動電位を発生させる頻度が高くなります。

 

【cの解説】正しくない

刺激の強さを伝える基本的な仕組みではありません。

 

【dの解説】正しくない

活動電位は「全か無かの法則」に従い、刺激が強くなっても基本的に大きさは変化しません。

 

したがって、a,bとなっている解答を選ぶようにしましょう。

選択肢1. a、b

正解です。

選択肢2. a、c

不適です。

選択肢3. a、d

不適です。

選択肢4. b、c

不適です。

選択肢5. b、d

不適です。

選択肢6. c、d

不適です。

参考になった数0

03

神経では、刺激の強さは主に次の2つで表現されます。

・a ニューロンの束の中で興奮するニューロンの数

→刺激が強くなると、興奮に参加する感覚ニューロンの数が増えるため、強い刺激として伝えられます。

・b 個々のニューロンにおける興奮の頻度

→刺激が強いほど、活動電位が発生する頻度が高くなります。

 

一方、

・c 個々のニューロンにおける興奮伝達速度

→伝導速度は、主に軸索の太さや髄鞘の有無によって決まり、刺激の強さを表す仕組みではないので誤りとなります。

・d 個々のニューロンにおける活動電位の大きさ

→活動電位は、「全か無かの法則」に従うため、大きさはほぼ一定で、刺激が強くなっても活動電位そのものは大きくなりません。よって、この選択肢は、誤りとなります。

参考になった数0

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