共通テスト(理科) 過去問
令和7年度(2025年度)追・再試験
問98 (化学(第2問) 問3)
問題文
図1に示すように、3本の試験管A,B,Cには、それぞれMg2+、Ca2+、Ba2+の塩化物の1.0✕10−2mol/L水溶液が5.0mLずつ入っている。25℃において、それぞれの水溶液に、1.0✕10−3mol/L硫酸H2SO4水溶液を0.50mL加えた。このときに生じる沈殿の有無を記した組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。必要があれば、表1に示す25℃における硫酸マグネシウムMgSO4飽和水溶液のモル濃度、および硫酸カルシウムCaSO4と硫酸バリウムBaSO4の溶解度積を用いよ。
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問題
共通テスト(理科)試験 令和7年度(2025年度)追・再試験 問98(化学(第2問) 問3) (訂正依頼・報告はこちら)
図1に示すように、3本の試験管A,B,Cには、それぞれMg2+、Ca2+、Ba2+の塩化物の1.0✕10−2mol/L水溶液が5.0mLずつ入っている。25℃において、それぞれの水溶液に、1.0✕10−3mol/L硫酸H2SO4水溶液を0.50mL加えた。このときに生じる沈殿の有無を記した組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。必要があれば、表1に示す25℃における硫酸マグネシウムMgSO4飽和水溶液のモル濃度、および硫酸カルシウムCaSO4と硫酸バリウムBaSO4の溶解度積を用いよ。
- 試験管A:有 試験管B:有 試験管C:有
- 試験管A:有 試験管B:有 試験管C:無
- 試験管A:有 試験管B:無 試験管C:有
- 試験管A:有 試験管B:無 試験管C:無
- 試験管A:無 試験管B:有 試験管C:有
- 試験管A:無 試験管B:有 試験管C:無
- 試験管A:無 試験管B:無 試験管C:有
- 試験管A:無 試験管B:無 試験管C:無
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この過去問の解説 (1件)
01
塩化物の1.0×10-2mol/L水溶液が5.0mLずつ入っている3本の試験管A、B、Cに、それぞれ1.0×10-3mol/L硫酸H2SO4水溶液を0.50mL加えたとき、各試験管に入っている金属イオンM2+と硫酸イオンSO42-のモル濃度は
[M2+]=1.0×10-2mol/L×5.0/1000(L)/(5.0+0.50)/1000(L)=1.0/1.1×10-2mol/L・・・(a)
[SO42-]=1.0×10-3mol/L×0.50/1000(L)/(5.0+0.50)/1000(L)=1.0/1.1×10-4mol/L・・・(b)
試験管A:硫酸マグネシウムMgSO4飽和水溶液のモル濃度は3.0mol/Lなので、式(a)、(b)より、MgSO4の沈殿は生じません。
試験管B:硫酸カルシウムCaSO4の溶解平衡は、CaSO4⇄Ca2++SO42-となります。
CaSO4の溶解度積KSPは
KSP=[Ca2+][SO42-]=1.9×10-4(mol/L)2
式(a)、(b)より
[Ca2+][SO42-]=1.0/1.1×10-2mol/L×1.0/1.1×10-4mol/L=1.0/1.21×10-6(mol/L)2
この値はKSPより小さいので、CaSO4は沈殿しません。
試験管C:硫酸バリウムBaSO4の溶解平衡は、BaSO4⇄Ba2++SO42-となります。
BaSO4の溶解度積KSPは
KSP=[Ba2+][SO42-]=9.2×10-11(mol/L)2
[Ba2+][SO42-]=1.0/1.1×10-2mol/L×1.0/1.1×10-4mol/L=1.0/1.21×10-6(mol/L)2
この値はKSPより大きいので、BaSO4は沈殿します。
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