共通テスト(理科) 過去問
令和8年度(2026年度)本試験
問11 (物理基礎(第3問) 問2(設問2))

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問題

共通テスト(理科)試験 令和8年度(2026年度)本試験 問11(物理基礎(第3問) 問2(設問2)) (訂正依頼・報告はこちら)

次の文章を読み、後の問いに答えよ。

A  大気圧の下での物質の加熱と冷却について考えてみよう。

次の文章中の空欄( b )に入れる数値として最も適当なものを、後の選択肢のうちからそれぞれ一つ選べ。

質量1000gの銅製容器を加熱して200℃の温度にした。その後加熱をやめて、20℃の水10gを容器の中に注いだところ、すべての水が水蒸気となって容器から水がなくなった。この過程を単純化して、20℃のすべての水が100℃の水になる過程(昇温過程)と、100℃の水が100℃の水蒸気になる過程(蒸発過程)のそれぞれの過程で容器から熱が奪われるものとして考える。
熱のやり取りは容器と水の間でのみ行われ、昇温過程では水の蒸発が起きないとすると、容器の温度は、昇温過程で( a )Kだけ下がり、蒸発過程で( b )Kだけ下がる。ただし、水の蒸発熱を2000J/g、水の比熱を4J/(g・K)、銅の比熱を0.4J/(g・K)とする。
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この過去問の解説 (2件)

01

熱のやり取りによる温度変化は熱量の式から計算します。


《熱量の式》
Q(熱量)=m(質量)×c(比熱)×T(温度)
※↑の式を変形して温度変化を求める式にします。
 T(温度変化)=Q(熱量)/(m(質量)×c(比熱))

 

この問題では、水の蒸発(上程変化)過程での銅製容器の温度変化【b】を求めます。

 

【b】50K温度が下がる

水の蒸発(状態変化)で使われた分の熱量が銅製容器から移動したとして計算をします。

 

まず、水10gが蒸発するために必要な熱量は


Q=蒸発熱×g

 =2000×10=20000 J

 

この熱量が銅製容器から移動してきたので、銅製容器の温度変化は


T=Q(熱量)/(m(質量)×c(比熱))

  =※ー20000/(1000×0.4) ※減った熱量なのでマイナスで計算します。

  =ー50K

 

よって、銅製容器は50K温度が下がるとなります。

まとめ

《熱量の式》
 Q(熱量 J)=m(質量 g)×c(比熱 J/g・K)×T(温度 K)
※↑の式を変形して温度変化を求める式にします。
 T(温度変化)=Q(熱量)/(m(質量)×c(比熱))

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02

空欄(b)に入る数値は、50です。

 

蒸発過程では、100℃の水10gを、同じ100℃の水蒸気に変えるための熱が必要です。

水1gを蒸発させるために必要な熱量は2000Jなので、水10gをすべて蒸発させるために必要な熱量は、

10×2000=20000J

です。

この20000Jを銅製容器が失うと考えます。

質量1000gの銅製容器の温度が1K下がるときに失う熱量は、

1000×0.4=400J

です。

したがって、容器の温度低下は、

20000÷400=50K

となります。

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