共通テスト(理科) 過去問
令和8年度(2026年度)本試験
問25 (化学基礎(第2問) 問1(a))

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問題

共通テスト(理科)試験 令和8年度(2026年度)本試験 問25(化学基礎(第2問) 問1(a)) (訂正依頼・報告はこちら)

農業に不可欠な肥料の中には、鉱物資源などを原料としてつくられているものが多くある(図1)。肥料として利用される物質に関する後の問いに答えよ。

炭酸カルシウムと炭酸マグネシウムを主成分とする苦土石灰は、作物成長に必要な(a)カルシウムとマグネシウムを土壌に供給する。また、農地の土壌が酸性に偏りすぎるとうまく育たない作物があるため、土壌中の(b)酸を中和する塩基としてpH調整剤にも活用されている。下線部(a)に関する次の問いに答えよ。

a  カルシウムCaとマグネシウムMgに関する記述として誤りを含むものはどれか。最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
問題文の画像
  • CaとMgはいずれも2価の陽イオンになりやすい。
  • CaとMgはいずれもアルカリ金属元素である。
  • イオン化エネルギー(第一イオン化エネルギー)はMgよりもCaの方が小さい。
  • イオン化傾向はMgよりもCaの方が大きい。

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この過去問の解説 (2件)

01

カルシウムとマグネシウムに関する問題です。

選択肢1. CaとMgはいずれも2価の陽イオンになりやすい。

これは正しいです。

二族の元素であるCaとMgは2価の陽イオン(〇2+)になりやすいです。

選択肢2. CaとMgはいずれもアルカリ金属元素である。

これは誤りです。

アルカリ金属元素は、1族の金属元素の呼称です。

2族の元素はアルカリ土類金属と呼ばれます。

選択肢3. イオン化エネルギー(第一イオン化エネルギー)はMgよりもCaの方が小さい。

これは正しいです。

イオン化エネルギーは、電子を奪って陽イオンになりやすい大きさの事を言います。

一般に、イオン化エネルギーは周期表の右上に行くほど大きくなります。

選択肢4. イオン化傾向はMgよりもCaの方が大きい。

これは正しいです。

イオン化傾向は、陽イオンに水溶液中での金属元素が陽イオンになりやすさを示したものです。

イオン化傾向が大きい順に、Li、K、Ca、Na、Mg...となり、MgよりもCaの方が大きいです。

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02

正解は、「CaとMgはいずれもアルカリ金属元素である。」です。

選択肢1. CaとMgはいずれも2価の陽イオンになりやすい。

この記述は適当です。

CaとMgはどちらも周期表の2族に属し、最外殻に電子を2個もっています。

この2個の電子を失うと安定した電子配置になるため、

Mg → Mg²⁺+2e⁻

Ca → Ca²⁺+2e⁻

のように、どちらも2価の陽イオンになりやすい性質があります。

選択肢2. CaとMgはいずれもアルカリ金属元素である。

この記述は誤りです。

アルカリ金属元素は、周期表の1族に属するLi、Na、Kなどの元素です。

CaとMgは1族ではなく、どちらも2族のアルカリ土類金属元素です。

したがって、「アルカリ金属元素」としている点が誤っています。

選択肢3. イオン化エネルギー(第一イオン化エネルギー)はMgよりもCaの方が小さい。

この記述は適当です。

第一イオン化エネルギーとは、原子から最初の1個の電子を取り去るために必要なエネルギーです。

MgとCaは同じ2族にあり、CaはMgより周期表の下にあります。

周期表で同じ族を下に進むほど、最外殻電子は原子核から遠くなり、原子核からの引力を受けにくくなります。

そのため、電子を取り去りやすくなり、第一イオン化エネルギーはMgよりCaの方が小さくなります。

選択肢4. イオン化傾向はMgよりもCaの方が大きい。

この記述は適当です。

イオン化傾向とは、金属が電子を失って陽イオンになろうとする性質の強さを表します。

CaはMgより電子を失いやすいため、陽イオンになりやすい金属です。

金属のイオン化傾向ではCaはMgより上に位置するため、イオン化傾向はMgよりCaの方が大きいといえます。

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