共通テスト(理科) 過去問
令和8年度(2026年度)本試験
問34 (生物基礎(第1問) 問3)
問題文
生物の特徴と遺伝情報に関する次の文章を読み、後の問いに答えよ。
B 先生とセナさんは、DNAの複製の仕組みについて話をした。
セナ:(c)遺伝子の本体であるDNAの半保存的複製は、どのような実験で確かめられるのでしょうか。
先生:最初は大腸菌を使った実験で示されましたが、今では生きた生物を用いない実験でも確認できます。その場合の反応について考えてみましょう。
セナ:はい。
先生:例えば、x本の2本鎖DNAを用意し、標識された(目印のついた)ヌクレオチドを用いて、DNA鎖全体を1回だけ複製するとします。標識されたヌクレオチドを含む2本鎖DNAと含まない2本鎖DNAは、それぞれ何本できますか。
セナ:標識されたヌクレオチドを含む2本鎖DNAは( ア )本、含まない2本鎖DNAは( イ )本です。
先生:それらの2本鎖DNAを1本鎖に分けて数えると、どうでしょう。
セナ:標識されたヌクレオチドを含む1本鎖のDNAは( ウ )本、含まない1本鎖のDNAは( エ )本です。
下線部(c)に関連して、遺伝情報とDNAに関する記述として最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
B 先生とセナさんは、DNAの複製の仕組みについて話をした。
セナ:(c)遺伝子の本体であるDNAの半保存的複製は、どのような実験で確かめられるのでしょうか。
先生:最初は大腸菌を使った実験で示されましたが、今では生きた生物を用いない実験でも確認できます。その場合の反応について考えてみましょう。
セナ:はい。
先生:例えば、x本の2本鎖DNAを用意し、標識された(目印のついた)ヌクレオチドを用いて、DNA鎖全体を1回だけ複製するとします。標識されたヌクレオチドを含む2本鎖DNAと含まない2本鎖DNAは、それぞれ何本できますか。
セナ:標識されたヌクレオチドを含む2本鎖DNAは( ア )本、含まない2本鎖DNAは( イ )本です。
先生:それらの2本鎖DNAを1本鎖に分けて数えると、どうでしょう。
セナ:標識されたヌクレオチドを含む1本鎖のDNAは( ウ )本、含まない1本鎖のDNAは( エ )本です。
下線部(c)に関連して、遺伝情報とDNAに関する記述として最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
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問題
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共通テスト(理科)試験 令和8年度(2026年度)本試験 問34(生物基礎(第1問) 問3) (訂正依頼・報告はこちら)
生物の特徴と遺伝情報に関する次の文章を読み、後の問いに答えよ。
B 先生とセナさんは、DNAの複製の仕組みについて話をした。
セナ:(c)遺伝子の本体であるDNAの半保存的複製は、どのような実験で確かめられるのでしょうか。
先生:最初は大腸菌を使った実験で示されましたが、今では生きた生物を用いない実験でも確認できます。その場合の反応について考えてみましょう。
セナ:はい。
先生:例えば、x本の2本鎖DNAを用意し、標識された(目印のついた)ヌクレオチドを用いて、DNA鎖全体を1回だけ複製するとします。標識されたヌクレオチドを含む2本鎖DNAと含まない2本鎖DNAは、それぞれ何本できますか。
セナ:標識されたヌクレオチドを含む2本鎖DNAは( ア )本、含まない2本鎖DNAは( イ )本です。
先生:それらの2本鎖DNAを1本鎖に分けて数えると、どうでしょう。
セナ:標識されたヌクレオチドを含む1本鎖のDNAは( ウ )本、含まない1本鎖のDNAは( エ )本です。
下線部(c)に関連して、遺伝情報とDNAに関する記述として最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
B 先生とセナさんは、DNAの複製の仕組みについて話をした。
セナ:(c)遺伝子の本体であるDNAの半保存的複製は、どのような実験で確かめられるのでしょうか。
先生:最初は大腸菌を使った実験で示されましたが、今では生きた生物を用いない実験でも確認できます。その場合の反応について考えてみましょう。
セナ:はい。
先生:例えば、x本の2本鎖DNAを用意し、標識された(目印のついた)ヌクレオチドを用いて、DNA鎖全体を1回だけ複製するとします。標識されたヌクレオチドを含む2本鎖DNAと含まない2本鎖DNAは、それぞれ何本できますか。
セナ:標識されたヌクレオチドを含む2本鎖DNAは( ア )本、含まない2本鎖DNAは( イ )本です。
先生:それらの2本鎖DNAを1本鎖に分けて数えると、どうでしょう。
セナ:標識されたヌクレオチドを含む1本鎖のDNAは( ウ )本、含まない1本鎖のDNAは( エ )本です。
下線部(c)に関連して、遺伝情報とDNAに関する記述として最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
- 生物の種類によらず、2本鎖DNAに含まれるシトシンの数の割合とグアニンの数の割合は等しい。
- 異なる生物種において、遺伝子の数が同じであれば、ゲノムの大きさは等しい。
- タンパク質のアミノ酸配列に対応するDNAの塩基配列は、1種類である。
- RNAはアデニン、チミン、グアニン、シトシンの四つの塩基で構成される。
- どの細胞でも、DNAの全領域の塩基配列がmRNAに写し取られる。
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この過去問の解説 (1件)
01
遺伝に関する問題です。遺伝は生物の分野の中でも最も問われやすい分野の一つです。知識はもちろん、計算問題などの演習も欠かさず行っていきましょう。
各選択肢を見ながら、解説、補足などを行っていきます。
適切です。DNAはアデニン、チミン、グアニン、シトシンの4つの塩基から構成されますが、アデニンとチミン、グアニンとシトシンがお互いに水素結合によってつながって二重らせん構造をとります。A-T、C-Gは割合としてA-Tが70%、G-Cが30%のようになることがあります。つまり、必ずすべての塩基が25%ずつ存在する訳ではありませんが、例に出した割合の場合、AとTが35%ずつ、CとGが15%ずつといったように、アデニンとチミン、シトシンとグアニンの割合は等しくなる場合が圧倒的に多いです。
ちなみに、A-T間は二本、G-C間は三本の水素結合で結ばれています。
不適です。ゲノムは、その生物が持つDNAの全塩基配列の総体、つまり塩基配列の集合全体を指します。
遺伝子の数が同じでも、その遺伝子のうち、イントロンやエキソンの遺伝子の割合によっては、スプライシングによって、最終的なゲノムの大きさが変わることがあります。よって、遺伝子の数が同じだからと言って、ゲノムの大きさが等しいというのは誤りです。
不適です。一つのアミノ酸は三つの塩基(トリプレット)から指定されます。つまり、理論上4×4×4=64種類のアミノ酸を指定できそうですが、実際には20種類しか指定できません。
その理由は、異なる塩基配列から同じ種類のアミノ酸を指定することがあるからです。つまり、アミノ酸配列に対応するDNAの塩基配列は一種類ではなく、複数種類になることがあります。
不適です。問題文の四つの塩基が指定するのはDNAで、RNAはチミン(T)がウラシル(U)に変わります。
不適です。転写はDNAの全領域で行われるわけではなく、必要な部分でしか行われません。転写された部分は前駆体mRNAとなり、スプライシングに回ります。不要な部分はそのままDNAとして残ります。
遺伝は混乱するところが多く、失点の原因にもなりやすい分野ですので、わからなかった選択肢は解説や教科書をよく読み込んで、深く理解してください。
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