共通テスト(理科) 過去問
令和8年度(2026年度)本試験
問94 (化学(第2問) 問4(b))
問題文
電解質水溶液において、少量の酸または塩基が混入しても、水素イオン指数pHをほぼ一定に保つはたらきを緩衝作用という。緩衝作用は食料品や化粧品などのpHを一定に保ち、品質を安定化する目的で利用されている。電解質水溶液や緩衝作用を示す水溶液(緩衝液)に関する次の問いに答えよ。
b 緩衝液の緩衝作用は、電離平衡の視点から説明できる。次の文章中の空欄( エ )・( オ )に当てはまる語句の組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
弱酸HAと、HAの塩MA(Mはアルカリ金属を表す)を同じ濃度で含む水溶液を考える。式(2)に示すようにMAは水溶液中でほぼ完全に電離する。
MA → M++A- ・・・・・(2)
一方、HAは一部が電離して、式(3)のような平衡状態となる。
HA ⇄ H++A- ・・・・・(3)
そのため、この混合水溶液中にはH+と比較してHAとA-が多量に存在している。
この混合水溶液に少量のH+(酸の水溶液)を加えると、式(3)の平衡は( エ )に移動し、( オ )する。そのため、[H+]の増加が抑えられる。また、少量のOH-
(塩基の水溶液)を加えると、式(4)の平衡が移動して、[OH-]の増加が抑えられる。
HA+OH- ⇄ A-+H2O ・・・・・(4)
以上のように、pHの値はほぼ一定に保たれる。
b 緩衝液の緩衝作用は、電離平衡の視点から説明できる。次の文章中の空欄( エ )・( オ )に当てはまる語句の組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
弱酸HAと、HAの塩MA(Mはアルカリ金属を表す)を同じ濃度で含む水溶液を考える。式(2)に示すようにMAは水溶液中でほぼ完全に電離する。
MA → M++A- ・・・・・(2)
一方、HAは一部が電離して、式(3)のような平衡状態となる。
HA ⇄ H++A- ・・・・・(3)
そのため、この混合水溶液中にはH+と比較してHAとA-が多量に存在している。
この混合水溶液に少量のH+(酸の水溶液)を加えると、式(3)の平衡は( エ )に移動し、( オ )する。そのため、[H+]の増加が抑えられる。また、少量のOH-
(塩基の水溶液)を加えると、式(4)の平衡が移動して、[OH-]の増加が抑えられる。
HA+OH- ⇄ A-+H2O ・・・・・(4)
以上のように、pHの値はほぼ一定に保たれる。
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問題
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共通テスト(理科)試験 令和8年度(2026年度)本試験 問94(化学(第2問) 問4(b)) (訂正依頼・報告はこちら)
電解質水溶液において、少量の酸または塩基が混入しても、水素イオン指数pHをほぼ一定に保つはたらきを緩衝作用という。緩衝作用は食料品や化粧品などのpHを一定に保ち、品質を安定化する目的で利用されている。電解質水溶液や緩衝作用を示す水溶液(緩衝液)に関する次の問いに答えよ。
b 緩衝液の緩衝作用は、電離平衡の視点から説明できる。次の文章中の空欄( エ )・( オ )に当てはまる語句の組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
弱酸HAと、HAの塩MA(Mはアルカリ金属を表す)を同じ濃度で含む水溶液を考える。式(2)に示すようにMAは水溶液中でほぼ完全に電離する。
MA → M++A- ・・・・・(2)
一方、HAは一部が電離して、式(3)のような平衡状態となる。
HA ⇄ H++A- ・・・・・(3)
そのため、この混合水溶液中にはH+と比較してHAとA-が多量に存在している。
この混合水溶液に少量のH+(酸の水溶液)を加えると、式(3)の平衡は( エ )に移動し、( オ )する。そのため、[H+]の増加が抑えられる。また、少量のOH-
(塩基の水溶液)を加えると、式(4)の平衡が移動して、[OH-]の増加が抑えられる。
HA+OH- ⇄ A-+H2O ・・・・・(4)
以上のように、pHの値はほぼ一定に保たれる。
b 緩衝液の緩衝作用は、電離平衡の視点から説明できる。次の文章中の空欄( エ )・( オ )に当てはまる語句の組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
弱酸HAと、HAの塩MA(Mはアルカリ金属を表す)を同じ濃度で含む水溶液を考える。式(2)に示すようにMAは水溶液中でほぼ完全に電離する。
MA → M++A- ・・・・・(2)
一方、HAは一部が電離して、式(3)のような平衡状態となる。
HA ⇄ H++A- ・・・・・(3)
そのため、この混合水溶液中にはH+と比較してHAとA-が多量に存在している。
この混合水溶液に少量のH+(酸の水溶液)を加えると、式(3)の平衡は( エ )に移動し、( オ )する。そのため、[H+]の増加が抑えられる。また、少量のOH-
(塩基の水溶液)を加えると、式(4)の平衡が移動して、[OH-]の増加が抑えられる。
HA+OH- ⇄ A-+H2O ・・・・・(4)
以上のように、pHの値はほぼ一定に保たれる。
- エ:左側 オ:[HA]と[A-]がともに増加
- エ:左側 オ:[HA]が増加し、[A-]が減少
- エ:左側 オ:[HA]が減少し、[A-]が増加
- エ:左側 オ:[HA]と[A-]がともに減少
- エ:右側 オ:[HA]と[A-]がともに増加
- エ:右側 オ:[HA]が増加し、[A-]が減少
- エ:右側 オ:[HA]が減少し、[A-]が増加
- エ:右側 オ:[HA]と[A-]がともに減少
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この過去問の解説 (1件)
01
緩衝効果に関する問題です。
平衡状態の水溶液に、H+を加えると、式(3)の反応が増えた分のH+を減らす方向(左側)に進みます。
そのため、[HA]は増加し、[A-]は減少します。
これが正解です。
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