共通テスト(理科) 過去問
令和8年度(2026年度)本試験
問121 (生物(第1問) 問5)
問題文
(a)現生のヒト(ホモ・サピエンス)の直接の祖先は、アフリカ大陸で誕生した。その一部がアフリカを出て、およそ7万~5万年前にユーラシア大陸に進出し、(b)地球上の様々な地域へと広がった。他方、ヒトに最も近縁であり、絶滅したネアンデルタール人も、ユーラシア大陸に進出していた。近年の(c)塩基配列解析技術の発展により、ネアンデルタール人のゲノムも解読され、現生のヒトのゲノムに、過去にネアンデルタール人と交雑していたことを示す領域が存在することが明らかになった。さらに最近の研究から、(d)痛みの受容の個人差には、ネアンデルタール人由来の遺伝子Sが関与していることが分かってきた。
下線部(d)について、遺伝子Sが指定する痛みの受容体Nのアミノ酸配列には、現生ヒト型とネアンデルタール人型で3か所に違いがみられる(表1)。これらアミノ酸の違いは、ヒトとネアンデルタール人が共存していたときに起こった交雑に由来する。
遺伝子Sには、表1に示すアミノ酸の違いを様々な組合せで指定する対立遺伝子が存在する。ヨーロッパのある集団の約36万人を調べると、それら対立遺伝子を、2461人が現生ヒト型とのヘテロ接合で持っていた(表2)。
表2に示すアミノ酸の組合せは、交雑後、数百から数千世代を経て誕生したと考えられる。これらアミノ酸の組合せに関する次の文章中の( ウ )~( オ )に入る語句の組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。ただし、どのアミノ酸の組合せを持っても子孫は残せるものとする。
( ウ )とMLGを持つ個体の総数と、( エ )とMVGを持つ個体の総数の比較から、932番目と991番目のアミノ酸の違いに対応するSNP間では、991番目と1908番目のアミノ酸の違いに対応するSNP間と比べて、組換えの頻度が( オ )と考えられる。
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問題
共通テスト(理科)試験 令和8年度(2026年度)本試験 問121(生物(第1問) 問5) (訂正依頼・報告はこちら)
(a)現生のヒト(ホモ・サピエンス)の直接の祖先は、アフリカ大陸で誕生した。その一部がアフリカを出て、およそ7万~5万年前にユーラシア大陸に進出し、(b)地球上の様々な地域へと広がった。他方、ヒトに最も近縁であり、絶滅したネアンデルタール人も、ユーラシア大陸に進出していた。近年の(c)塩基配列解析技術の発展により、ネアンデルタール人のゲノムも解読され、現生のヒトのゲノムに、過去にネアンデルタール人と交雑していたことを示す領域が存在することが明らかになった。さらに最近の研究から、(d)痛みの受容の個人差には、ネアンデルタール人由来の遺伝子Sが関与していることが分かってきた。
下線部(d)について、遺伝子Sが指定する痛みの受容体Nのアミノ酸配列には、現生ヒト型とネアンデルタール人型で3か所に違いがみられる(表1)。これらアミノ酸の違いは、ヒトとネアンデルタール人が共存していたときに起こった交雑に由来する。
遺伝子Sには、表1に示すアミノ酸の違いを様々な組合せで指定する対立遺伝子が存在する。ヨーロッパのある集団の約36万人を調べると、それら対立遺伝子を、2461人が現生ヒト型とのヘテロ接合で持っていた(表2)。
表2に示すアミノ酸の組合せは、交雑後、数百から数千世代を経て誕生したと考えられる。これらアミノ酸の組合せに関する次の文章中の( ウ )~( オ )に入る語句の組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。ただし、どのアミノ酸の組合せを持っても子孫は残せるものとする。
( ウ )とMLGを持つ個体の総数と、( エ )とMVGを持つ個体の総数の比較から、932番目と991番目のアミノ酸の違いに対応するSNP間では、991番目と1908番目のアミノ酸の違いに対応するSNP間と比べて、組換えの頻度が( オ )と考えられる。
- ウ:LLD エ:LVD オ:高い
- ウ:LLD エ:LVD オ:低い
- ウ:LVD エ:LLD オ:高い
- ウ:LVD エ:LLD オ:低い
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