共通テスト(理科) 過去問
令和8年度(2026年度)本試験
問120 (生物(第1問) 問3)

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問題

共通テスト(理科)試験 令和8年度(2026年度)本試験 問120(生物(第1問) 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

人類進化に関する次の文章を読み、後の問いに答えよ。

(a)現生のヒト(ホモ・サピエンス)の直接の祖先は、アフリカ大陸で誕生した。その一部がアフリカを出て、およそ7万~5万年前にユーラシア大陸に進出し、(b)地球上の様々な地域へと広がった。他方、ヒトに最も近縁であり、絶滅したネアンデルタール人も、ユーラシア大陸に進出していた。近年の(c)塩基配列解析技術の発展により、ネアンデルタール人のゲノムも解読され、現生のヒトのゲノムに、過去にネアンデルタール人と交雑していたことを示す領域が存在することが明らかになった。さらに最近の研究から、(d)痛みの受容の個人差には、ネアンデルタール人由来の遺伝子Sが関与していることが分かってきた。

下線部(c)に関連して、遺伝子Sのある位置には現生ヒト型とネアンデルタール人型を区別する一塩基多型(SNP)が存在することが分かってきた。ある人の細胞からDNAを抽出し、PCR法によって、図2に示す1000塩基対のDNA断片を得た。次に、それを現生ヒト型の塩基配列のみを認識する制限酵素Bで切断し、電気泳動法で分離した。鋳型としたDNAが現生ヒト型とネアンデルタール人型のヘテロ接合体由来であったとき、電気泳動の結果、観察されるDNA断片の並びとして最も適当なものを、後の図3中の①〜⑤のうちから一つ選べ。
問題文の画像
  • ①
  • ②
  • ③
  • ④
  • ⑤

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題のポイントは、制限酵素Bで切断されるDNAと、切断されないDNAを区別することです。

 

ヘテロ接合体のDNA
PCRで増幅した1000塩基対の断片には、2種類のDNAが同量ずつ含まれています。
現生ヒト型とネアンデルタール人型です。

 

現生ヒト型のDNA
制限酵素Bは、現生ヒト型の塩基配列を認識します。
そのため、図2の位置で切断され、400塩基対と600塩基対の断片になります。

 

ネアンデルタール人型のDNA
一塩基多型(SNP)により、制限酵素Bの認識部位がありません。
そのため切断されず、1000塩基対のまま残ります。

 

電気泳動の結果
1000塩基対、600塩基対、400塩基対の3本のバンドが現れます。


したがって、3本のバンドがすべて並んでいる図が正解です。

選択肢1. ①

不適当です。

選択肢2. ②

不適当です。

選択肢3. ③

適当です。

選択肢4. ④

不適当です。

選択肢5. ⑤

不適当です。

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