共通テスト(理科) 過去問
令和8年度(2026年度)本試験
問126 (生物(第2問) 問5)
問題文
(a)アクチンフィラメントや微小管は、真核細胞に存在する繊維状の構造である。これらは細胞骨格と呼ばれ、細胞の形態や運動にとって非常に重要である。例えば、微小管は、細胞の形を保つ働きを持つほか、(b)細胞内での物質や細胞小器官の輸送および(c)鞭毛(べんもう)を介した細胞自体の遊泳にも関わっている。
下線部(c)に関連して、精子の尾部は微小管を内部に持つ鞭毛でできており、尾部が屈曲し、屈曲が伝播することで、精子が遊泳する。図3は、尾部の屈曲と、尾部の横断面中の周縁部において、モータータンパク質Yが結合した微小管同士が、結束構造を介して隣り合う様子を示している。尾部の運動の仕組みを調べるため、実験2・実験3を行った。後の問いに答えよ。
実験2 精子の細胞膜を除去(以下、除膜)すると、尾部は屈曲運動を停止し、まっすぐな状態で静止した。これにATPを加えると、除膜前と同様の屈曲運動を示した。
実験3 精子から単離した尾部を除膜し、さらに酵素を加えて結束構造を分解した。これにATPを加えると、微小管が滑り出てきた(滑り運動)。滑り出た微小管を電子顕微鏡で観察したところ、図4のように、モータータンパク質Yがまっすぐな微小管に結合していた。
(2)結束構造の働きに関して、実験2・実験3の結果から考えられることとして最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
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問題
共通テスト(理科)試験 令和8年度(2026年度)本試験 問126(生物(第2問) 問5) (訂正依頼・報告はこちら)
(a)アクチンフィラメントや微小管は、真核細胞に存在する繊維状の構造である。これらは細胞骨格と呼ばれ、細胞の形態や運動にとって非常に重要である。例えば、微小管は、細胞の形を保つ働きを持つほか、(b)細胞内での物質や細胞小器官の輸送および(c)鞭毛(べんもう)を介した細胞自体の遊泳にも関わっている。
下線部(c)に関連して、精子の尾部は微小管を内部に持つ鞭毛でできており、尾部が屈曲し、屈曲が伝播することで、精子が遊泳する。図3は、尾部の屈曲と、尾部の横断面中の周縁部において、モータータンパク質Yが結合した微小管同士が、結束構造を介して隣り合う様子を示している。尾部の運動の仕組みを調べるため、実験2・実験3を行った。後の問いに答えよ。
実験2 精子の細胞膜を除去(以下、除膜)すると、尾部は屈曲運動を停止し、まっすぐな状態で静止した。これにATPを加えると、除膜前と同様の屈曲運動を示した。
実験3 精子から単離した尾部を除膜し、さらに酵素を加えて結束構造を分解した。これにATPを加えると、微小管が滑り出てきた(滑り運動)。滑り出た微小管を電子顕微鏡で観察したところ、図4のように、モータータンパク質Yがまっすぐな微小管に結合していた。
(2)結束構造の働きに関して、実験2・実験3の結果から考えられることとして最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
- モータータンパク質Yと結合することで、微小管の滑り運動を可能にしている。
- ATPの有無にかかわらず、微小管を屈曲させることで、尾部の運動を可能にしている。
- 微小管の滑り運動を介して尾部を屈曲させている。
- 屈曲運動が起こる前に、尾部内で酵素により分解されることで、微小管の滑り運動を可能にしている。
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