共通テスト(理科) 過去問
令和8年度(2026年度)本試験
問131 (生物(第3問) 問5)
問題文
ショウジョウバエの未受精卵の中には、何種類かのmRNAが様々な領域に蓄積している。そのうち、(a)タンパク質BのmRNA(以下、B mRNA)は未受精卵の前端のみに、タンパク質CのmRNA(以下、C mRNA)は未受精卵全体に均一に、それぞれ分布している。受精後の胚で、蓄積していたmRNAの翻訳が始まる。このとき、(b)B mRNAとC mRNAの分布は未受精卵での分布と変わらないが、図2に示すように、そこから翻訳されたタンパク質Bは前端から後端に、タンパク質Cは後端から前端に、それぞれ濃度勾配を形成して分布する。これらのタンパク質は、その後様々な遺伝子の発現を調節し、(c)それらの遺伝子からつくられるタンパク質の働きで胚の前後軸に沿った分化が起こる。
下線部(c)に関連して、遺伝子Hから産生されたタンパク質Hは、遺伝子Kの転写を調節している。野生型胚では、タンパク質Hと、遺伝子Kから転写されたmRNA(以下、K mRNA)は、図5の野生型で示すように分布する。タンパク質Hが全くない変異体の胚では、遺伝子Kは転写されず、K mRNAは胚に存在しない。タンパク質Hが遺伝子Kの転写を調節する仕組みを調べるため、実験2を行った。
実験2 タンパク質Hの分布が異なる4種類の変異体Ⅰ~Ⅳを作製し、そのうち変異体Ⅰ~Ⅲの胚でK mRNAの分布を調べた。図5は、野生型およびそれぞれの変異体の胚におけるK mRNAの分布を、タンパク質Hの分布とともに示したものである。
実験2の結果から、変異体Ⅳの胚では、K mRNAはどのような分布を示すと推定されるか。その分布を示した図として最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。ただし、遺伝子Kの転写は、タンパク質Hのみで調節されているものとする。黒色の部分は、K mRNAの分布を示す。
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問題
共通テスト(理科)試験 令和8年度(2026年度)本試験 問131(生物(第3問) 問5) (訂正依頼・報告はこちら)
ショウジョウバエの未受精卵の中には、何種類かのmRNAが様々な領域に蓄積している。そのうち、(a)タンパク質BのmRNA(以下、B mRNA)は未受精卵の前端のみに、タンパク質CのmRNA(以下、C mRNA)は未受精卵全体に均一に、それぞれ分布している。受精後の胚で、蓄積していたmRNAの翻訳が始まる。このとき、(b)B mRNAとC mRNAの分布は未受精卵での分布と変わらないが、図2に示すように、そこから翻訳されたタンパク質Bは前端から後端に、タンパク質Cは後端から前端に、それぞれ濃度勾配を形成して分布する。これらのタンパク質は、その後様々な遺伝子の発現を調節し、(c)それらの遺伝子からつくられるタンパク質の働きで胚の前後軸に沿った分化が起こる。
下線部(c)に関連して、遺伝子Hから産生されたタンパク質Hは、遺伝子Kの転写を調節している。野生型胚では、タンパク質Hと、遺伝子Kから転写されたmRNA(以下、K mRNA)は、図5の野生型で示すように分布する。タンパク質Hが全くない変異体の胚では、遺伝子Kは転写されず、K mRNAは胚に存在しない。タンパク質Hが遺伝子Kの転写を調節する仕組みを調べるため、実験2を行った。
実験2 タンパク質Hの分布が異なる4種類の変異体Ⅰ~Ⅳを作製し、そのうち変異体Ⅰ~Ⅲの胚でK mRNAの分布を調べた。図5は、野生型およびそれぞれの変異体の胚におけるK mRNAの分布を、タンパク質Hの分布とともに示したものである。
実験2の結果から、変異体Ⅳの胚では、K mRNAはどのような分布を示すと推定されるか。その分布を示した図として最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。ただし、遺伝子Kの転写は、タンパク質Hのみで調節されているものとする。黒色の部分は、K mRNAの分布を示す。
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