大学入学共通テスト(理科) 過去問
令和4年度(2022年度)本試験
問17 (物理基礎(第3問) 問8)
問題文
王女役と細工師役が、図1のスプーンAとスプーンBについての言い争いを演じている。
王女:ここに純金製のスプーン(スプーンA)と、あなたが作ったスプーン(スプーンB)があります。どちらも質量は100.0gですが、色が少し異なっているように見え、スプーンBは純金に銀が混ぜられているという噂があります。
細工師:いえいえ、スプーンBは純金製です。純金製ではないという証拠を見せてください。
王女は、スプーンBが純金製か、銀が混ぜられたものかを判別するために、スプーンAとBの物理的な性質を実験で調べることにした。
次の文章中の空欄( ク )に入れるものとして最も適当なものを、選択肢のうちから一つ選べ。
王女:ならば、スプーンAとスプーンBの電気抵抗Rを測定して、さらにはっきりと判別してみせましょう。
王女はスプーンAから針金Aを、スプーンBから針金Bを、形状がいずれも断面積S=2.0✕10-8m2長さl=1.0mとなるように作製した。この針金の両端に電極をとりつけ、両端の電圧Vと流れた電流Iの関係を調べた。破線を針金A、実線を針金Bとして、その実験結果を図3に示す。
王女:図3の結果を見てみなさい。針金Aと針金Bの電気抵抗はまったく違います。この結果から、針金Bの電気抵抗Rはおよそ( キ )であることがわかります。また、その抵抗率ρを、ρとRの間の関係式( ク )を用いて求めると、その値は資料集に記載された金の抵抗率と明らかに違うことがわかります。一方、針金Aの抵抗率を計算すると金の抵抗率と一致します。ですから、針金Bは純金製ではありません!
細工師があわてて逃げ出したところで幕が下りた。
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問題
大学入学共通テスト(理科)試験 令和4年度(2022年度)本試験 問17(物理基礎(第3問) 問8) (訂正依頼・報告はこちら)
王女役と細工師役が、図1のスプーンAとスプーンBについての言い争いを演じている。
王女:ここに純金製のスプーン(スプーンA)と、あなたが作ったスプーン(スプーンB)があります。どちらも質量は100.0gですが、色が少し異なっているように見え、スプーンBは純金に銀が混ぜられているという噂があります。
細工師:いえいえ、スプーンBは純金製です。純金製ではないという証拠を見せてください。
王女は、スプーンBが純金製か、銀が混ぜられたものかを判別するために、スプーンAとBの物理的な性質を実験で調べることにした。
次の文章中の空欄( ク )に入れるものとして最も適当なものを、選択肢のうちから一つ選べ。
王女:ならば、スプーンAとスプーンBの電気抵抗Rを測定して、さらにはっきりと判別してみせましょう。
王女はスプーンAから針金Aを、スプーンBから針金Bを、形状がいずれも断面積S=2.0✕10-8m2長さl=1.0mとなるように作製した。この針金の両端に電極をとりつけ、両端の電圧Vと流れた電流Iの関係を調べた。破線を針金A、実線を針金Bとして、その実験結果を図3に示す。
王女:図3の結果を見てみなさい。針金Aと針金Bの電気抵抗はまったく違います。この結果から、針金Bの電気抵抗Rはおよそ( キ )であることがわかります。また、その抵抗率ρを、ρとRの間の関係式( ク )を用いて求めると、その値は資料集に記載された金の抵抗率と明らかに違うことがわかります。一方、針金Aの抵抗率を計算すると金の抵抗率と一致します。ですから、針金Bは純金製ではありません!
細工師があわてて逃げ出したところで幕が下りた。
- ρ=(1/R)(l/S)
- ρ=(1/R)(S/l)
- ρ=R(l/S)
- ρ=R(S/l)
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この過去問の解説 (1件)
01
解答 ク: ρ=R(S/l)
解説
抵抗率ρと抵抗Rの間の関係式を問う問題です。
公式
R = ρ(l/S)
を変形して
ρ=R(S/l) ←クの答え
を得ます。
この選択肢が正解となります。
なお、もし抵抗率の単位として例えばΩ・m(オームメートル)が使われることを
知っていれば、単位のみに着目して整合性がある選択肢はこれだけだとわかります。
抵抗率に関して問われる問題は頻出です。
抵抗率ρと抵抗Rの間の関係式は R = ρ(l/S) です(l:長さ S:断面積)。
この式は丸暗記するというよりかは、
・Rとρは比例する
・長いほど通りにくいため抵抗は大きい
・断面積が大きいほど通りやすいため抵抗は小さい
ということを理解しておいて思い出す方が確実でしょう。
なお、必須ではありませんが、抵抗率の単位Ω・m(オームメートル)を
覚えておくとより自信を持って解答できるでしょう。
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