共通テスト(理科) 過去問
令和4年度(2022年度)本試験
問141 (生物(第5問) 問1)
問題文
a被子植物は、植物の中で最も多様化している。この理由の一つは、動物を利用することで花粉をほかの個体の柱頭へと付着させ、b有性生殖によって子孫を残す効率を高めることができる仕組みを獲得したためである。例えば、被子植物に見られる多様な花の色や模様は、花粉を運ぶ動物(送粉者)に花の存在や、餌となる蜜や花粉のありかを知らせることで、送粉者を効率よく誘引することに役立つ特徴である。
被子植物の主要な送粉者である昆虫は、ヒトが感知できない花の色や模様を目印に訪花する。これは、ヒトと昆虫とではc視細胞の発生過程が異なるだけでなく、d昆虫は紫外線を感知できる視細胞を持つためである。このように、私たちヒトが感知できない情報のやり取りも、生物の多様化に関与している。
下線部aに関連して、次の記述a〜cのうち、被子植物がほかの植物と共通して持つ特徴はどれか。それを過不足なく含むものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
a 表皮がクチクラ(クチクラ層)で覆われる。
b シャジクモ類と同じ光合成色素を持つ。
c 果実の中に種子がつくられる。
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問題
共通テスト(理科)試験 令和4年度(2022年度)本試験 問141(生物(第5問) 問1) (訂正依頼・報告はこちら)
a被子植物は、植物の中で最も多様化している。この理由の一つは、動物を利用することで花粉をほかの個体の柱頭へと付着させ、b有性生殖によって子孫を残す効率を高めることができる仕組みを獲得したためである。例えば、被子植物に見られる多様な花の色や模様は、花粉を運ぶ動物(送粉者)に花の存在や、餌となる蜜や花粉のありかを知らせることで、送粉者を効率よく誘引することに役立つ特徴である。
被子植物の主要な送粉者である昆虫は、ヒトが感知できない花の色や模様を目印に訪花する。これは、ヒトと昆虫とではc視細胞の発生過程が異なるだけでなく、d昆虫は紫外線を感知できる視細胞を持つためである。このように、私たちヒトが感知できない情報のやり取りも、生物の多様化に関与している。
下線部aに関連して、次の記述a〜cのうち、被子植物がほかの植物と共通して持つ特徴はどれか。それを過不足なく含むものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
a 表皮がクチクラ(クチクラ層)で覆われる。
b シャジクモ類と同じ光合成色素を持つ。
c 果実の中に種子がつくられる。
- a
- b
- c
- a,b
- a,c
- b,c
- a,b,c
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この過去問の解説 (3件)
01
この問題は、被子植物の特徴のうち、他の陸上植物とも共通する特徴と、被子植物に特有の特徴を区別できるかを問う問題です。
【aの解説】正しい
クチクラ層は、植物体から水分が蒸発するのを防ぐ構造で、植物が陸上生活に適応する過程で獲得した特徴です。
そのため、被子植物だけでなく、裸子植物やシダ植物、コケ植物など、多くの陸上植物に共通してみられます。
したがって、この記述は正しいです。
【bの解説】正しい
被子植物は、クロロフィルa・クロロフィルbなどの光合成色素をもちます。
シャジクモ類も同じ光合成色素をもち、被子植物を含む陸上植物はシャジクモ類に近い緑藻類から進化したと考えられています。
したがって、この記述は正しいです。
【cの解説】正しくない
果実は、受粉・受精後に子房が発達してできる構造であり、その内部に種子が含まれます。
果実をつくるのは被子植物だけの特徴であり、裸子植物では子房や果実は形成されません。
したがって、この記述は、被子植物と他の植物に共通する特徴ではなく、被子植物に特有の特徴であるため誤りです。
以上より、a,bの選択肢を選びましょう。
不適です。
不適です。
不適です。
正解です。
不適です。
不適です。
不適です。
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02
被子植物と他の植物の共通点を選びましょう。
【a】正しいです。
クチクラ層は、植物の表面を覆っている層です。水分の蒸発を防いだり、表面の保護をしたりしています。クチクラ層は被子植物を含む多くの陸上植物がもっています。
【b】正しいです。
シャジクモ類は、光合成色素としてクロロフィルaやクロロフィルb、カルテノイドをもちます。これらは被子植物を含む多くの陸上植物に共通しています。
【c】不適です。
果実の中に種子が作られるのは被子植物です。しかし、種子植物の仲間である裸子植物は種子がむき出しです。また、コケ植物やシダ植物のように種子をつくらない植物もいます。
よって答えは、aとbです。
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03
被子植物がほかの植物と共通して持つ特徴を選択します。
(a)
クチクラ層とは植物の葉や茎の表面を覆う層のことで、陸上植物の表面に形成されています。したがって、正解です。
(b)
被子植物はクロロフィルaやクロロフィルbなどを持っています。これらは、シャジクモ類と同じ光合成色素です。したがって、正解です。
(c)
被子植物は果実の中に種子をつくります。しかし、裸子植物は果実をつくらず、種子のみをつくります。したがって、被子植物が果実の中に種子をつくる特徴は、他の植物の特徴と共通していないため不正解です。
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