大学入学共通テスト(理科) 過去問
令和4年度(2022年度)追・再試験
問47 (生物基礎(第2問) 問4)

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問題

大学入学共通テスト(理科)試験 令和4年度(2022年度)追・再試験 問47(生物基礎(第2問) 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

次の文章を読み、後の問いに答えよ。

(b)チロキシンは、生体内の代謝を促進するホルモンであるが、カエルでは変態にも必須で、幼生(オタマジャクシ)の血液中のチロキシン濃度は、変態の進み具合に応じて変化する。また、幼生の飼育水にチロキシンを加えておくと、加えていない場合よりも変態が速く進む。この現象に着目し、アフリカツメガエルの幼生を使って、変態に影響を及ぼすことが分かっている化学物質Xが、チロキシンの作用を阻害するか、それとも増強するかを調べることにした。変態の進み具合は、幼生の形態的変化を指標に数値化(以下、形態指標)できる。血液中のチロキシンが検出可能となる濃度まで上昇した幼生の形態指標を1に設定したところ、その後の経過日数に対する形態指標および血液中のチロキシン濃度は、図3のように変化した。これを参考に、実験3を行った。

実験3
形態指標1の幼生を数匹ずつ四つの水槽に入れ、それぞれ「対照実験群(飼育水のみ)」、「チロキシン投与群」、「化学物質X投与群」、「チロキシンおよび化学物質X投与群」とした。温度や餌、明暗周期などの条件を全て同一にして飼育し、3週間後の形態を形態指標に基づいて比較した。なお、投与したチロキシンおよび化学物質Xの濃度は、いずれの投与群でも、それぞれ等しいものとする。

下線部(b)に関連して、カエルがヒトやマウスと同じ機構でチロキシンの分泌調節を行っていると仮定する。カエルの成体から次の器官e〜gを摘出し、すりつぶしてそれぞれの抽出液を作り、形態指標1の幼生に注射した場合、変態が速く進むと考えられるホルモンを含んでいるものはどれか。それを過不足なく含むものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。

e  間脳の視床下部
f  脳下垂体
g  甲状腺
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  • e
  • f
  • g
  • e、f
  • e、g
  • f、g
  • e、f、g

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