大学入学共通テスト(理科) 過去問
令和4年度(2022年度)追・再試験
問80 (物理(第2問) 問4)

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問題

大学入学共通テスト(理科)試験 令和4年度(2022年度)追・再試験 問80(物理(第2問) 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

次の文章を読み、後の問いに答えよ。

振動数f0の十分大きな音を出す音源を用意する。密閉された箱内部に質量mの物体が糸でつるされている装置に、この音源またはマイクロフォン(マイク)を取り付けて、図1のように、上空から初速度0で鉛直下方に落下させる。装置は図の姿勢を保ったまま落下するものとし、装置の落下の向きを正とする。また、重力加速度の大きさをg,物体を含む装置全体の質量をM,音速をVと表す。ただし、風などの影響はないものとする。

逆に、装置にマイクを、地上に音源を設置して落下させた。落下開始後しばらくして装置が終端速度(大きさv′)に達した後、マイクに届いた音の振動数f2を表す式として正しいものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
問題文の画像
  • {(V+v′)/V}f0
  • {V/(V+v′)}f0
  • {(V+v′)/(V-v′)}f0
  • {(V-v′)/V}f0
  • {V/(V-v′)}f0
  • {(V-v′)/(V+v′)}/f0

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この過去問の解説 (3件)

01

解答 {(V+v′)/V}f0

 

解説

観測者が動くタイプのドップラー効果の問題です。

公式より f2 = {(V+v′)/V}f0 が答えとなります。

 

【式の導出】

まず音源から出る音の波長は

λ = V/f0

です。観測者のとっての1周期分の時間(1/f2)で

波が伝達する距離は波長λに相当し、

落下中の観測者から見た音速は (V+v') であるため、

(時間) = (距離) ÷ (速さ) より

1/f2 = V/{f0(V+v')}

両辺の逆数を考えて

f2 = {V/(V+v′)}f0

となります。

選択肢1. {(V+v′)/V}f0

この選択肢が正解となります。

まとめ

1周期分の時間で波が伝達する距離は波長に相当する

という事実を頭に入れておきましょう。

参考になった数0

02

答えは、{(V+v′)/V}f0となります。

 

音源または観測者が移動することで、

音の高さが変化するいわゆるドップラー効果の問題です。

 

観測者が音源に近づいていく場合、1秒間に観測者が受け取る波の数、

つまり周波数が増加することで、音が高く聞こえます。

 

本来1秒間で距離Vの間にある、f0個の波を観測します。

それに加えて、観測者が1秒間に進む距離v'の分だけ多く波を観測することができます。

増えた分は式にすると、v'/λです。

したがって、

f2=f0+v'/λ=f0+v'f0/V

=f0(1+v'/V)=f0{(V+v′)/V}

となります。

参考になった数0

03

ドップラー効果の公式を使いましょう。

(観測される音の振動数)=(観測者に対する音の速さ)/(音源に対する音の速さ)×(音源の振動数)

なので、

f2=(V+v')/V×f0

が正解です。

選択肢2. {V/(V+v′)}f0

公式を適切に用いましょう。

観測者に対する音の速さが分子、音源に対する音の速さが分母です。

選択肢4. {(V-v′)/V}f0

観測者(マイク)に対する音の速さは、今マイクが音源に向かって近づいているので、音速より速いはずです。

まとめ

ドップラー効果の公式

(観測される音の振動数)=(観測者に対する音の速さ)/(音源に対する音の速さ)×(音源の振動数)

を正しく覚えましょう。

参考になった数0