大学入学共通テスト(理科) 過去問
令和5年度(2023年度)本試験
問146 (生物(第4問) 問2)
問題文
植物は、窒素を硝酸イオン(NO3−)やアンモニウムイオン(NH4+)として、リンをリン酸イオンとして根から吸収し、(a)有機物の合成に用いている。窒素とリンはどちらも植物の成長に不可欠であり、どちらか一方でも不足すると、植物の成長が妨げられる。窒素やリンは自然界においても不足しやすく、(b)生態系の純生産量が制限される要因になる。植物Mが優占する3か所の地点A~Cにおいて、土壌水分中の窒素とリンの濃度を調べたところ、図1のように、場所によって濃度が異なっていた。
マメ科の植物など根粒菌と共生する一部の植物は、(c)根粒菌の窒素固定を通じて窒素を補うことで、窒素が不足する土壌でも成長することができる。しかし、多くの場所において土壌中の窒素が不足しているにもかかわらず、(d)根粒菌などの細菌との共生を通じて窒素を得る植物が常に有利であるわけではない。
下線部(b)に関連して、生態系の純生産量は、その一部が生産者の成長量となったり、消費者の摂食量となったりするほか、落葉や落枝のように枯死量として生態系内に蓄積される。一定期間のうちに生態系内に蓄積された有機物の量を求める方法として最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
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問題
大学入学共通テスト(理科)試験 令和5年度(2023年度)本試験 問146(生物(第4問) 問2) (訂正依頼・報告はこちら)
植物は、窒素を硝酸イオン(NO3−)やアンモニウムイオン(NH4+)として、リンをリン酸イオンとして根から吸収し、(a)有機物の合成に用いている。窒素とリンはどちらも植物の成長に不可欠であり、どちらか一方でも不足すると、植物の成長が妨げられる。窒素やリンは自然界においても不足しやすく、(b)生態系の純生産量が制限される要因になる。植物Mが優占する3か所の地点A~Cにおいて、土壌水分中の窒素とリンの濃度を調べたところ、図1のように、場所によって濃度が異なっていた。
マメ科の植物など根粒菌と共生する一部の植物は、(c)根粒菌の窒素固定を通じて窒素を補うことで、窒素が不足する土壌でも成長することができる。しかし、多くの場所において土壌中の窒素が不足しているにもかかわらず、(d)根粒菌などの細菌との共生を通じて窒素を得る植物が常に有利であるわけではない。
下線部(b)に関連して、生態系の純生産量は、その一部が生産者の成長量となったり、消費者の摂食量となったりするほか、落葉や落枝のように枯死量として生態系内に蓄積される。一定期間のうちに生態系内に蓄積された有機物の量を求める方法として最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
- 純生産量から、生産者の呼吸量を差し引く。
- 純生産量から、分解者を除く消費者の呼吸量を差し引く。
- 純生産量から、分解者を含む消費者の呼吸量を差し引く。
- 純生産量から、生産者の呼吸量と、分解者を除く消費者の呼吸量を差し引く。
- 純生産量から、生産者の呼吸量と、分解者を含む消費者の呼吸量を差し引く。
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この過去問の解説 (1件)
01
今回の場合の生態系内に蓄積する有機物とは成長量と枯死量を指しています。
純生産量とは生産者の総生産量から呼吸量を除いたものです。
被食量のうち、呼吸量は生態系内に有機物として蓄積しないので除きます。
生産者の純生産量から呼吸量を除く操作は、既に一度呼吸量を除いた後の純生産量からさらに引く余計な操作になるので、除外です。
残った2つの選択肢のうち、論点は分解者の呼吸量を除くか否かです。
分解者は枯死量の一部を分解して呼吸量、成長量、枯死量とします。
分解者が呼吸した分は有機物として生態系内に蓄積しないので合わせて引く必要があります。
正しいです。
栄養段階の階層型の図を1人で書けるようにしておく事が得点アップにつながります。
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