大学入学共通テスト(理科) 過去問
令和5年度(2023年度)追・再試験
問16 (化学基礎(第1問) 問1)

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問題

大学入学共通テスト(理科)試験 令和5年度(2023年度)追・再試験 問16(化学基礎(第1問) 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

必要があれば、原子量は次の値を使うこと。
H 1.0  C 12  O 16
Cl 35.5  K 39  Ca 40  Mn 55

次の問いに答えよ。

非共有電子対をもたない分子を、次の選択肢のうちから一つ選べ。
  • 窒素 N2
  • 二酸化炭素 CO2
  • 塩化水素 HCl
  • エタン C2H6

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この過去問の解説 (2件)

01

原子ごとの非共有電子対の有無について考えましょう💡

選択肢1. 窒素 N2

構造はN≡Nの三重結合で、窒素原子に非共有電子対があります。

したがって、不正解です。

選択肢2. 二酸化炭素 CO2

構造はO=C=Oの直線型で、酸素に非共有電子対があります。

したがって、不正解です。

選択肢3. 塩化水素 HCl

構造はH-Clで、塩素に非共有電子対があります。

したがって、不正解です。

選択肢4. エタン C2H6

構造はCH₃–CH₃で、すべての電子が共有結合に使われています。すなわち、非共有電子対はありません。

したがって、正解です。

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02

「非共有電子対」とは最外殻電子のうち、共有結合に使われていない電子対のことです。

 

原子の周りに最外殻電子を1辺に1個ずつ順番に配置し(各辺に最大2個)

別の原子のもつ電子と対をなせば共有結合ができます。

選択肢1. 窒素 N2

Nは原子番号7で電子を7つ持ちます。
最外殻電子は5個です。(K殻2個、L殻5個)
NとNは3か所の共有結合で結ばれているため、非共有電子対が2対あります。

選択肢2. 二酸化炭素 CO2

Cは原子番号6で電子を6つ持ちます。
最外殻電子は4個です。(K殻2個、L殻4個)
Oは原子番号8で電子を8つ持ちます。
最外殻電子は6個です。(K殻2個、L殻6個)
Cは2か所×2の共有結合で2つのOと結ばれているため、非共有電子対が4対あります。

選択肢3. 塩化水素 HCl

Hは原子番号1で電子を1個持ちます。
最外殻電子は1個です(K殻1個)
Clは原子番号17で電子を17個持ちます。
最外殻電子は7個です。(K殻2個、L殻8個、M殻7個)
HとClは1か所の共有結合で結ばれているため、非共有電子対が3対あります。

選択肢4. エタン C2H6

Hは原子番号1で電子を1個持ちます。
最外殻電子は1個です(K殻1個)
Cは原子番号6で電子を6つ持ちます。
最外殻電子は4個です。(K殻2個、L殻4個)
CはHと3か所ずつ共有結合で結ばれ、Cどうしでも1か所の共有結合で結ばれています。
非共有電子対はありません。

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