共通テスト(理科) 過去問
令和5年度(2023年度)追・再試験
問56 (地学基礎(第2問) 問2)

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問題

共通テスト(理科)試験 令和5年度(2023年度)追・再試験 問56(地学基礎(第2問) 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

海洋表層の循環に関する次の問いに答えよ。

次の文章を読み、ア・イに入れる語の組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。

海洋表層の循環は、おもに海上風で駆動され、陸地の影響も受ける。偏西風と貿易風の間の緯度帯の海洋では、亜熱帯循環(亜熱帯環流)が形成され、その循環の向きは、北太平洋では( ア )回りである。一方、南半球では、( イ )によって駆動され、南極大陸の周りを時計回りに流れる海流があり、これは南極周極流(南極環流)と呼ばれる。
  • ア:時計  イ:偏西風
  • ア:時計  イ:貿易風
  • ア:反時計  イ:偏西風
  • ア:反時計  イ:貿易風

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この過去問の解説 (3件)

01

海洋表層の循環は、風と地球の自転(コリオリ力)の影響を受けます。
北半球と南半球では、コリオリ力の向きが逆になるため、循環の向きも異なります。
また、南極周極流は、南極大陸の周りを陸地の影響を受けずに流れるため、特定の風によって駆動されます。
では、問題を見てみましょう。
 

選択肢1. ア:時計  イ:偏西風

北太平洋の亜熱帯循環は、偏西風と貿易風の間の緯度帯に形成されます。
北半球では、コリオリ力が流れを右向きに曲げるため、循環は時計回りになります。
南極周極流は、南極大陸の周りを時計回りに流れ、偏西風によって駆動され(動かされ)ます。
そのため、この選択肢は正しいです。

選択肢2. ア:時計  イ:貿易風

アの「時計回り」は正しいですが、イが誤りです。
南極周極流を駆動するのは貿易風ではなく、偏西風です。
貿易風は低緯度帯(赤道付近)に吹く風であり、南極付近には届きません。
そのため、この選択肢は誤りです。
 

選択肢3. ア:反時計  イ:偏西風

イの「偏西風」は正しいですが、アが誤りです。
北太平洋の亜熱帯循環は、反時計回りではなく時計回りです。
反時計回りの亜熱帯循環が形成されるのは、南半球の海洋です。
そのため、この選択肢は誤りです。
 

選択肢4. ア:反時計  イ:貿易風

アもイもどちらも誤りです。
北太平洋の亜熱帯循環は時計回りであり、南極周極流を駆動するのは偏西風です。
そのため、この選択肢は誤りです。
 

まとめ

半球の亜熱帯循環:時計回り
半球の亜熱帯循環:反時計回り
・南極周極流は南極大陸の周りを時計回りに流れる
・貿易風は低緯度帯(赤道付近)に吹く

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02

海洋表層の大規模循環における環流の向き(北半球)と、南極周極流を駆動する風を理解しているかを問う問題です。

選択肢1. ア:時計  イ:偏西風

北半球の亜熱帯循環は、コリオリ力の影響で時計回りになります。

また、南極周極流は南半球の中緯度に吹く偏西風によって駆動されます。

まとめ

以上より、正しい選択肢は、

ア:時計 イ:偏西風

です。

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03

まず、亜熱帯循環(亜熱帯環流)について整理しましょう。

北太平洋の亜熱帯循環(海洋環流)は、偏西風と貿易風の間の緯度帯に形成されます。北半球ではコリオリの影響で、「時計」回りに循環します。

 

次に、南極周極流(南極環流)について整理しましょう。

南半球の周極流は、主に「偏西風」によって駆動され、南極大陸を囲むように反時計回りのながれではなく、南極大陸周囲を時計回りに流れます。

 

よって、亜熱帯循環の向きは、北太平洋では「時計」回りとなります。

一方、南半球では、「偏西風」によって駆動され、南極大陸の周りを時計回りに流れます。

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