共通テスト(理科) 過去問
令和5年度(2023年度)追・再試験
問55 (地学基礎(第2問) 問1)
問題文
大気中の水蒸気に関する次の文章を読み、後の問いに答えよ。
一定の体積の空気が含むことができる最大の水蒸気量は気温だけに依存し、飽和水蒸気量という。次の図1に気温と飽和水蒸気量の関係を示す。
気温35℃、相対湿度50%の一様な空気からなる、底面積1m2、高さ1000mの空気柱を考える。この空気の気温が11℃に低下し、凝結した水蒸気はすべて降水となった。このときの降水量(mm)として最も適当な数値を、次の選択肢のうちから一つ選べ。ただし、水の密度は106g/m3とする。また、空気柱の底面積と高さの変化は無視する。
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
共通テスト(理科)試験 令和5年度(2023年度)追・再試験 問55(地学基礎(第2問) 問1) (訂正依頼・報告はこちら)
大気中の水蒸気に関する次の文章を読み、後の問いに答えよ。
一定の体積の空気が含むことができる最大の水蒸気量は気温だけに依存し、飽和水蒸気量という。次の図1に気温と飽和水蒸気量の関係を示す。
気温35℃、相対湿度50%の一様な空気からなる、底面積1m2、高さ1000mの空気柱を考える。この空気の気温が11℃に低下し、凝結した水蒸気はすべて降水となった。このときの降水量(mm)として最も適当な数値を、次の選択肢のうちから一つ選べ。ただし、水の密度は106g/m3とする。また、空気柱の底面積と高さの変化は無視する。
- 1
- 3
- 10
- 30
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
気温が下がると、飽和水蒸気量(空気が含める最大の水蒸気量)は小さくなります。
気温が飽和水蒸気量を超えると、余分な水蒸気が水滴になって凝結します。
この問題では、凝結した水の量を降水量(mm)に換算します。
計算式は以下の通りです。
降水量(m) = 凝結量(g/m³)×空気柱の体積(m³)÷水の密度(g/m³)÷底面積(m²)
では、問題を見てみましょう。
【凝結量】
グラフから、35℃の飽和水蒸気量は約40 g/m³です。
相対湿度50%なので、実際の水蒸気量は 40×0.50=20 g/m³です。
11℃の飽和水蒸気量は約10 g/m³なので、凝結した水蒸気は 20-10=10 g/m³です。
【空気柱の体積】
問題文より、空気柱の体積は 1m²×1000m=1000 m³です。
【水の密度】
問題文より、水の密度は10⁶ g/m³です。
【底面積】
問題文より、底面積は1m²です。
【計算式】
計算式にあてはめてみましょう。
凝結量(g/m³)×空気柱の体積(m³)÷水の密度(g/m³)÷底面積(m²)
= 10(g/m³)×1000(m³)÷10⁶(g/m³)÷1(m²)
= 0.01(m)
= 10(mm)
・グラフから飽和水蒸気量を読み取り、相対湿度をかけると実際の水蒸気量が求められます。
・凝結量(g/m³)×空気柱の体積(m³)÷水の密度(g/m³)÷底面積(m²)で降水量(m)が求められます。
・単位をそろえて計算することが重要です(最後にmをmmに換算することを忘れずに)。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
02
気温低下によって空気中の水蒸気がどれだけ凝結し、降水量になるかを計算できるかを問う問題です。
図より、飽和水蒸気量は
35℃で約40 g/m³
11℃で約10 g/m³
です。
相対湿度50%なので、はじめに含まれている水蒸気量は
40 × 0.5 = 20 g/m³
です。
気温が11℃まで下がると、空気中に含める最大量は 10 g/m³ になるので、
20 − 10 = 10 g/m³
が凝結して降水になります。
空気柱の体積は
1 m² × 1000 m = 1000 m³
なので、降水の総質量は
10 g/m³ × 1000 m³ = 10000 g
です。
水の密度を 10^6 g/m³ とすると、体積は
10000 / 10^6 = 0.01 m³
底面積1 m²にたまるので、水の高さは
0.01 m = 10 mm
です。
以上より、正しい選択肢は、
10
です。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
03
まず、問題文を整理しましょう。
・気温:35℃
・相対湿度:50%
・空気柱:底面積1m2、高さ1000m
・空気が冷却され11℃まで下がり、水蒸気はすべて降水
・水の密度=106g/m3
次に、図1をもとに飽和水蒸気量の確認をしましょう。
・35℃→飽和水蒸気量=40g/m3
・11℃→飽和水蒸気量=10g/m3
次に、空気中の水蒸気量の計算をしましょう。
35℃で相対湿度50%なので、水蒸気量は、
W=40×0.5=20g/m3
そして、空気が冷えて11℃になった場合の飽和水蒸気量を計算しましょう。
空気柱中に残る水蒸気は、10g/m3
余分に凝結する水蒸気は、20‐10=10g/m3 となります。
空気柱全体の水分量を計算しましょう。
空気柱の体積=底面積×高さ=1m2×1000m=1000m3
降水量の総水量=10g/m3×1000m3=10000g=10kg
最後に、降水量(mm)へ変換しましょう。
・1mmの降水=1L/m2=1kg/m2
・したがって、10kg/m2=10mm
よって、答えは10mmとなります。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
前の問題(問54)へ
令和5年度(2023年度)追・再試験 問題一覧
次の問題(問56)へ