共通テスト(理科) 過去問
令和5年度(2023年度)追・再試験
問66 (物理(第1問) 問4)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

共通テスト(理科)試験 令和5年度(2023年度)追・再試験 問66(物理(第1問) 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

次の問いに答えよ。

次の文章中の空欄キ・クに入れる式の組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。

ミクロな世界の粒子は、粒子としての性質と波動としての性質をあわせもっている。大きさpの運動量をもつ粒子の物質波としての波長(ド・ブロイ波長)は、hをプランク定数として( キ )で表される。
質量mの電子と質量Mの陽子をそれぞれ同じ大きさの電圧で加速すると、同じ大きさの運動エネルギーをもつ。このとき、電子のド・ブロイ波長λ電子と陽子のド・ブロイ波長λ陽子の比は

λ電子/λ陽子=( ク )
である。
  • キ:p/h  ク:√(M/m)
  • キ:p/h  ク:M/m
  • キ:p/h  ク:√(m/M)
  • キ:p/h  ク:m/M
  • キ:h/p  ク:√(M/m)
  • キ:h/p  ク:M/m
  • キ:h/p  ク:√(m/M)
  • キ:h/p  ク:m/M

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

解答 キ:h/p  ク:√(M/m)

 

キの解説

公式を覚えているかを問うだけの問題です。

ド・ブロイ波長の公式は

λ=h/p

です。

よって答えは キ:h/p となります。

 

クの解説

電子と陽子は等しい運動エネルギーKを持つとします。

 

電子の運動量 p=mv電子 を用いて

運動エネルギーKを表すと、

K=(mv2)/2=(mv)2/(2m)=p電子2/2m

となります。

逆に運動エネルギーKを用いて

電子の運動量pを表すと、

p電子=√(2mK)

となります。

 

同様に陽子についても考えると

p陽子=√(2MK)

となります。

 

よって運動エネルギーの等しい電子と陽子について、

λ電子/λ陽子

=(h/p電子)÷(h/p陽子)

=(h/p電子)×(p陽子/h)

=p陽子/p電子

=(√2MK)/(√2mK)

=√M/m

となります。

選択肢5. キ:h/p  ク:√(M/m)

この選択肢が正解となります。

まとめ

プランク定数の単位J・s(ジュール秒)は覚えておきましょう。

 

今回の問題では仮に公式を忘れたとしても、

h/pの単位を確認して、

(J・s)/(N・s)=(N・m・s)/(N・s)=m

であることをヒントに正解を選ぶことができます。

 

補足

J=N・m

N・sは力積および運動量の単位

参考になった数0

02

ド・ブロイの式を用いて考えます。

まとめ

ド・ブロイの式より、

λ=h/p

となります。

また、運動量p=mv、

運動エネルギーK=1/2mv2である為、

K=p2/2m

p=√2mK

となります。

電子と陽子で運動エネルギーは等しいので、ド・ブロイの式に代入すると

λ電子/λ陽子=(h/(√2mK))/(h/(√2MK))

=√M/m

となります。

参考になった数0