共通テスト(理科) 過去問
令和6年度(2024年度)本試験
問130 (生物(第5問) 問1)
問題文
陸上生態系の(a)様々な植生のなかでも、(b)森林は有機物の蓄積が多い。21世紀に入ってから、熱帯を中心に100万km2を超える森林が消失したため、植生や土壌中に蓄積されていた有機物は、熱帯地域を中心に大きく減少した。森林の消失の主要な原因の一つとして、(c)農耕地への転用が指摘されている。
下線部(a)に関連して、光合成を行う器官(以下、同化器官)と行わない器官(以下、非同化器官)の生物量(生物体量)の高さ別の分布には、植生ごとの特徴が現れる。次のグラフa、bは、林床の草本層が発達した森林あるいは牧草地における、同化器官と非同化器官の量を、高さ(各植生の最高点の高さを1とする相対値)ごとに示している。森林のグラフはa、bのどちらか。また、そのグラフから推測される、この森林のそれぞれの高さにおける相対照度(植生の直上の明るさを1とする相対値)のグラフは、次のc〜fのどれか。その組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
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問題
共通テスト(理科)試験 令和6年度(2024年度)本試験 問130(生物(第5問) 問1) (訂正依頼・報告はこちら)
陸上生態系の(a)様々な植生のなかでも、(b)森林は有機物の蓄積が多い。21世紀に入ってから、熱帯を中心に100万km2を超える森林が消失したため、植生や土壌中に蓄積されていた有機物は、熱帯地域を中心に大きく減少した。森林の消失の主要な原因の一つとして、(c)農耕地への転用が指摘されている。
下線部(a)に関連して、光合成を行う器官(以下、同化器官)と行わない器官(以下、非同化器官)の生物量(生物体量)の高さ別の分布には、植生ごとの特徴が現れる。次のグラフa、bは、林床の草本層が発達した森林あるいは牧草地における、同化器官と非同化器官の量を、高さ(各植生の最高点の高さを1とする相対値)ごとに示している。森林のグラフはa、bのどちらか。また、そのグラフから推測される、この森林のそれぞれの高さにおける相対照度(植生の直上の明るさを1とする相対値)のグラフは、次のc〜fのどれか。その組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
- a,c
- a,d
- a,e
- a,f
- b,c
- b,d
- b,e
- b,f
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この過去問の解説 (2件)
01
この問題は、森林と牧草地での高さごとの生物量の分布の違いから森林を判別し、その分布から植生内の光の減少の仕方を考える問題です。
【グラフの解説】
森林では、高木の葉が上部に集中するため、上部ほど同化器官が多く、下部に行くほど少なくなるのが特徴です。
グラフbでは、低い位置に非同化器官が多く、上に行くほど同化器官が増えています。
森林の植物群落では、このように高さ方向に葉が分布します。
一方、牧草地では植物の高さが比較的そろっているため、グラフaのような分布になります。
よって、森林を表すグラフはbとなります。
【相対照度の解説】
森林では、上部の葉が光を受けるため、下に行くほど光が大きく減少します。
特に森林では、上部の葉によって光が急激に遮られ、ある程度の高さより下では暗い状態になると考えられます。
そのため、上部では相対照度が高く、少し下がると急激に低下するグラフeが適しています。
よって、b・eとなっている選択肢を選ぶようにしましょう。
不適です。
不適です。
不適です。
不適です。
不適です。
不適です。
正解です。
不適です。
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02
森林では、樹木の幹や枝などの非同化器官が多く、林冠に同化器官が集中し、林床では光が弱い特徴があります。
グラフbは地表付近で非同化器官が多く、上層にも非同化器官が広がっていることから、森林であることが分かります。
相対照度としては、森林は林冠では明るく、それによって光が大きく遮られるとも言えるため上層から少し下層で照度が急激に減少するグラフとなります。(e)
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