共通テスト(理科) 過去問
令和6年度(2024年度)追・再試験
問11 (物理基礎(第3問) 問1)
問題文
図1のような火力発電に関する次の文a〜cから、正しいものをすべて選んだ組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
a 化石燃料がもつ化学エネルギーを利用している。
b CO2は排出されない。
c 化石燃料を燃焼させて得られる熱エネルギーよりも大きな電気エネルギーをつくり出すことができる。
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問題
共通テスト(理科)試験 令和6年度(2024年度)追・再試験 問11(物理基礎(第3問) 問1) (訂正依頼・報告はこちら)
図1のような火力発電に関する次の文a〜cから、正しいものをすべて選んだ組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
a 化石燃料がもつ化学エネルギーを利用している。
b CO2は排出されない。
c 化石燃料を燃焼させて得られる熱エネルギーよりも大きな電気エネルギーをつくり出すことができる。
- a
- b
- c
- aとb
- aとc
- bとc
- aとbとc
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この過去問の解説 (2件)
01
この問題でおさえておきたいポイントは、エネルギー変換の基本についてです。
発電とは、何かしらのエネルギーを最終的に電気エネルギーに変換する行為です。
本問題では火力発電を考えますが、火力発電で用いられる原料は主に石炭・石油・天然ガスなどの化石燃料です。
火力発電においては、化石燃料を燃やすことで熱に変換し、熱で水を温めて蒸気に変換し、その蒸気でタービンを回すことで発電を行っています。
簡単に表すと、
化石燃料→熱→水蒸気→タービンの回転→電気
という変化です。
文aについて見てみましょう。
火力発電では化石燃料を燃やすことでエネルギーを取り出します。
燃焼などの化学変化によって取り出されるエネルギーのことを化学エネルギーといいます(他にも電池などが該当する)。
したがって、文aは正しいことが分かります。
次に文bについてです。
火力発電では、何かしらの原料を燃焼させることで発電を行います。したがって、必ずCO2が排出されます(原料を工夫すると排出量を減らすことができます)。
したがって、文bは誤りであることが分かります。
最後に文cについてです。
エネルギーの変換効率についての記述ですが、火力発電においては次のようなエネルギー変換が行われています。
化学エネルギー → 熱エネルギー → 運動エネルギー → 電気エネルギー
これらの3段階の変換が行われていますが、それぞれの変換でロスが必ず生じます。
そのため、発電において投下したエネルギー量を上回る電気エネルギーを得ることは不可能です。
したがって、文cは誤りであることが分かります。
これが正しい選択肢です。
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02
解答 a
解説
a 化石燃料がもつ化学エネルギーを利用している。
→正しいです。燃焼は化学反応であり、
火力発電は化学エネルギーを利用した発電といえます。
b CO2は排出されない。
→誤りです。燃焼により二酸化炭素が発生します。
c 化石燃料を燃焼させて得られる熱エネルギーよりも
大きな電気エネルギーをつくり出すことができる。
→誤りです。エネルギー保存則に反します。
よって答えは aのみ となります。
燃焼は化学反応であり、火力発電は化学エネルギーを使った発電です。
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