共通テスト(理科) 過去問
令和6年度(2024年度)追・再試験
問12 (物理基礎(第3問) 問2)

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問題

共通テスト(理科)試験 令和6年度(2024年度)追・再試験 問12(物理基礎(第3問) 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

図1のような、化石燃料を使った火力発電のしくみを考える。

次の文章中の空欄( ア )〜( ウ )に入れる語の組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。

図1のボイラーを原子炉に置き換えると原子力発電のしくみになる。原子炉内では、ウランやプルトニウムの原子核が( ア )し、そのとき放出された( イ )が次の( ア )を引き起こすことで、( ア )が連続的に起こる。これを( ウ )という。原子力発電では、このとき得られるエネルギーを利用して発電している。
問題文の画像
  • ア:電離  イ:中性子  ウ:化学反応
  • ア:電離  イ:中性子  ウ:連鎖反応
  • ア:電離  イ:電子  ウ:化学反応
  • ア:電離  イ:電子  ウ:連鎖反応
  • ア:核分裂  イ:中性子  ウ:化学反応
  • ア:核分裂  イ:中性子  ウ:連鎖反応
  • ア:核分裂  イ:電子  ウ:化学反応
  • ア:核分裂  イ:電子  ウ:連鎖反応

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この過去問の解説 (2件)

01

この問題でおさえておきたいポイントは、原子力発電における反応の基本です。

 

問題文にも書いてあるように、実は火力発電と主な原子力発電の仕組みは似ています。熱の発生原理にのみ違いがあり、熱を利用して水蒸気を発生させタービンを回すことで発電するという大枠は同じものとなります。違いは、燃焼によって熱を発生させるのか、核反応によって熱を発生させるのかです。

 

ではここから核反応について解説します。

核反応には大きく2種類あります。

核分裂と核融合です。原子力発電所では核分裂反応を用いて発電を行っています(核融合での発電は研究段階です)。

核分裂とは、読んで字のごとく「核が分裂する反応」です。核分裂にもいくつか種類がありますが、原子力発電では分裂した際に中性子が放出されるβ崩壊を利用しています。

この放出された中性子が、他の材料に当たることで核分裂が連続していきます。このことを連鎖反応と言います。

この連鎖反応を簡単に停止させる方法がなく、原子力発電において気を付けなければならない点です。

 

以上のことから、ア:核分裂、イ:中性子、ウ:連鎖反応が正しい組み合わせであることが分かります。

選択肢6. ア:核分裂  イ:中性子  ウ:連鎖反応

これが正しい選択肢となります。

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02

解答 ア:核分裂  イ:中性子  ウ:連鎖反応

 

解説

「ウランやプルトニウムの原子核が( ア )し、

そのとき放出された( イ )が次の( ア )を引き起こすことで、

( ア )が連続的に起こる。これを( ウ )という。」

の穴埋め問題です。

 

アに当てはまるのは「核分裂」です。

「電離」はイオン化ともいい、原子や分子から電子が放出される現象なので、

原子核が起こす現象としてそもそも不適切です。

 

イに当てはまるのは「中性子」です。

ウラン原子核に中性子を衝突させると

原子核が分裂し、2〜3個の中性子が飛び出します

(教科書に書いてある内容です)。

「電子」はこの現象に関係ありません。

 

ウに当てはまるのは「連鎖反応」です。

原子核が他のものに変わる現象に対して

「化学反応」という用語は使われません。

 

よって答えは ア:核分裂  イ:中性子  ウ:連鎖反応 となります。

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