共通テスト(理科) 過去問
令和6年度(2024年度)追・再試験
問29 (化学基礎(第1問) 問12)

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問題

共通テスト(理科)試験 令和6年度(2024年度)追・再試験 問29(化学基礎(第1問) 問12) (訂正依頼・報告はこちら)

単体の硫黄Sは、式(1)と(2)の反応で生成させることができる。
まず硫化水素H2Sを酸素O2中で燃焼させ、式(1)に従って二酸化硫黄SO2を生成させる。
次にH2Sと式(1)で生成したSO2を、式(2)に従って反応させる。

2H2S+3O2 → 2SO2+2H2O・・・(1)
2H2S+SO2 → 3S+2H2O・・・(2)

ここで、H2Sの全物質量を3.0molとする。このうちx(mol)のH2Sを式(1)の反応に従ってすべてSO2に変化させる。次に、このSO2と残りの(3.0-x)(mol)のH2Sを用いて式(2)の反応を行う。
xを0から1.0molまで変化させると生成するSの物質量は、図3に示すようになる。xを0から3.0molまで変化させたときに生成するSの物質量を表すグラフとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。ただし、式(1)および(2)以外の反応は起こらないものとする。

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この過去問の解説 (2件)

01

x(mol)の硫化水素H2Sを式⑴の反応に従って、すべて二酸化硫黄SO2に変化させると

 

2H2S+3O2→2SO2+2H2O

 

このとき、x(mol)のSO2が生成します。

 

次に、このx(mol)のSO2と残りの(3.0ーx)(mol)のH2Sを用いて、式⑵の反応を行うと

 

2H2S+SO2→3S+2H2O

 

(3.0ーx)(mol):x(mol)=2:1

 

これより、x=1.0mol

 

つまり、x=1.0molのとき、2.0molのH2Sと1.0molのSO2が過不足なく反応し、3.0molの硫黄Sが得られます。

 

x>1.0molのとき、残った(3.0ーx)(mol)のH2Sがすべて反応し、SO2に余剰分が生じます。

 

よって、このとき生じるSの物質量は式⑵より

 

(3.0ーx)(mol)✕3/2=(9.0/2ー3x/2)mol

 

以上のことから、x=1.0molのときに生成するSは最大値の3.0molとなり、x>1.0molにおいては、生成するSの物質量は減少し、x=3.0molのときに、Sは0molとなります。

 

 

 

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02

2つの反応式が絡んだ計算問題です。段階を踏んで何が起きているかをイメージしながら解くことが重要です。

 

式(1)でx molの硫化水素から二酸化硫黄がx mol生成します。式(2)では硫化水素と二酸化硫黄が2:1で反応するため、残りの硫化水素(3.0-x) molと二酸化硫黄x molのどちらが先になくなるかで場合分けが必要です。

x ≤ 1.0のとき、二酸化硫黄が律速となり二酸化硫黄x molからS = 3x molが生成します。

x > 1.0のとき、硫化水素が律速となり硫化水素(3.0-x) molからS = 1.5(3.0-x) molが生成します。

従ってx=1.0で最大値3.0molをとるグラフが正解になります。

選択肢3. 解答選択肢の画像

この選択肢が正解です。

まとめ

複数の反応が組み合わさり、生成物濃度を解く問題では、律速段階を理解することが重要です。

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