共通テスト(理科) 過去問
令和6年度(2024年度)追・再試験
問47 (生物基礎(第2問) 問4)

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問題

共通テスト(理科)試験 令和6年度(2024年度)追・再試験 問47(生物基礎(第2問) 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

ヒトの体内環境の維持に関する次の文章を読み、後の問いに答えよ。

ヒトは、外界の温度が低いときも高いときも、体温を一定範囲に保つように調節する様々な仕組みを持っている。

発汗による体温調節に関する次の文章中の( エ )〜( カ )に入る語句の組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。

外界の温度が上がると、( エ )がからだの温度の変化を感知して、( オ )の働きにより発汗が盛んに起こるようになる。発汗することにより熱の( カ )し、体温の上昇を防ぐ。
  • エ:視床下部  オ:交感神経  カ:産生を抑制
  • エ:視床下部  オ:交感神経  カ:放散を促進
  • エ:視床下部  オ:副交感神経  カ:産生を抑制
  • エ:視床下部  オ:副交感神経  カ:放散を促進
  • エ:脳下垂体  オ:交感神経  カ:産生を抑制
  • エ:脳下垂体  オ:交感神経  カ:放散を促進
  • エ:脳下垂体  オ:副交感神経  カ:産生を抑制
  • エ:脳下垂体  オ:副交感神経  カ:放散を促進

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この過去問の解説 (2件)

01

この問題は、ヒトの恒常性(ホメオスタシス)を正しく理解できているかが問われています。まず用語の整理ですが、選択肢にある「視床下部」とは自律神経と内分泌系(ホルモン)を統合的にコントロールする恒常性の司令塔のような働きをします。一方「脳下垂体」とは内分泌系(ホルモン)をコントロールする役割があります。この問題では、体の温度変化を感知する部位の選択を問われているため、エは「視床下部」と分かります。

次に、「交感神経」とは自律神経のひとつで、活動時やストレスを感知した際に働き、この問題を例に出すと、発汗を促す作用があります。よってオは「交感神経」です。「副交感神経」とはリラックスしている時に優位になる機能です。

カは「(熱の)放散を促進」が答えなのですが、発汗させ、皮膚に水分を与えることで、汗の気化熱で体温を下げる働きがあります。

 

以上から、エは「視床下部」、オは「交感神経」、カは「放散を促進」が答えとなります。

選択肢2. エ:視床下部  オ:交感神経  カ:放散を促進

この選択肢が正しいです。

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02

体温調節における発汗のメカニズムを理解できているかどうかを問われている問題です。

 

まず結論から言うとこの問題の答えは【エ.視床下部、ウ.交感神経、オ.放散を促進】です。

 

《用語解説》

 

①視床下部

体温調節の最高中枢は間脳の視床下部です。ここが設定温度と実際の体温を比較して、体に命令を出します。

 

②交感神経

交感神経はエネルギーを消費して体を興奮した状態にする役割を持ちます。

汗腺を支配しているのは交感神経で、発汗を促すのはこの神経の働きによるものです。

 

※汗腺、皮膚の血管これらには原則として「交感神経しかありません」

 

③体温の上昇を防ぐには

汗が皮膚の表面で蒸発するときに、周りの熱を奪って蒸発します。この時に体内の熱を逃がす(熱の放散を促進)ことにより体温の上昇を防ぐことができます。

 

注意すべきは外気温が暑い時«交感神経は緩む»

 

外気が暑い時、交感神経の緊張は緩みますが、だからと言って副交感神経が優位になるという意味ではありません。

そもそも汗腺、皮膚の血管には副交感神経がないので、勘違いしないように注意しましょう。

 

選択肢1. エ:視床下部  オ:交感神経  カ:産生を抑制

これは誤りです。

選択肢2. エ:視床下部  オ:交感神経  カ:放散を促進

これは正解です。

選択肢3. エ:視床下部  オ:副交感神経  カ:産生を抑制

これは誤りです。

選択肢4. エ:視床下部  オ:副交感神経  カ:放散を促進

これは誤りです。

選択肢5. エ:脳下垂体  オ:交感神経  カ:産生を抑制

これは誤りです。

選択肢6. エ:脳下垂体  オ:交感神経  カ:放散を促進

これは誤りです。

選択肢7. エ:脳下垂体  オ:副交感神経  カ:産生を抑制

これは誤りです。

選択肢8. エ:脳下垂体  オ:副交感神経  カ:放散を促進

これは誤りです。

まとめ

《その他の用語解説》

 

・脳下垂体・・・ホルモンの分泌をコントロールする司令塔のようなところ

 

・副交感神経・・・リラックスしているときに優位になる神経で、心拍数を下げて呼吸を穏やかにしたり、胃腸の動きを活発にして消化・吸収を促すなどエネルギーを蓄える役割を持ちます(↔交感神経)

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