共通テスト(理科) 過去問
令和6年度(2024年度)追・再試験
問94 (化学(第1問) 問2)
問題文
次の文章は、物質の1.013✕105Paの大気圧のもとでの沸点に関する記述とその理由である。それぞれの理由として、下線部に誤りを含むものはどれか。最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
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問題
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共通テスト(理科)試験 令和6年度(2024年度)追・再試験 問94(化学(第1問) 問2) (訂正依頼・報告はこちら)
次の文章は、物質の1.013✕105Paの大気圧のもとでの沸点に関する記述とその理由である。それぞれの理由として、下線部に誤りを含むものはどれか。最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
-
14族元素の水素化合物の沸点は、CH4,SiH4,GeH4,SnH4の順に高くなる。これは、分子量が大きくなるとファンデルワールス力が強くはたらくためである。
-
HClの沸点は、分子量がほぼ同じF2の沸点よりも高い。これは、分子の極性が小さくなると分子間力が強くはたらくためである。
- H2Oの沸点は、H2SやH2Seの沸点よりも高い。これは、H2Oでは分子間力として水素結合が強くはたらくためである。
- スクロース(ショ糖)の希薄水溶液の沸点は、純水の沸点に比べて高くなる。これは、100℃において、この水溶液の蒸気圧が純水の蒸気圧に比べて低いためである。
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この過去問の解説 (2件)
01
沸点の性質に関する問題です。
14族元素の水素化合物の沸点は、CH4,SiH4,GeH4,SnH4の順に高くなる。これは、分子量が大きくなるとファンデルワールス力が強くはたらくためである。
これは正しいです。
分子量が大きくなると、ファンデルワールス力(分子間力)が大きくなり、沸点が高くなります。
HClの沸点は、分子量がほぼ同じF2の沸点よりも高い。これは、分子の極性が小さくなると分子間力が強くはたらくためである。
これは誤りです。
極性分子とは、分子内に電気的な偏りがある分子を言います。極性分子は双極子間相互作用によって互いに引き合うため沸点が高くなりやすいです。
今回の場合、HClは極性分子でF2は無極性分子であるためHClの方が沸点が高いです。
これは正しいです。
O原子は電気陰性度が大きく、O-H結合の共有電子対が大きくO側に引き寄せられます。
そのため、分子間での水素結合が形成されて沸点が高くなります。
これは正しいです。
一般的に、混合液の沸点は、純水よりも高くなります。これは混合液の蒸気圧が純水の蒸気圧に比べて低くなるためです。
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02
物質の沸点に関する問題です。
14族元素の水素化合物の沸点は、CH4,SiH4,GeH4,SnH4の順に高くなる。これは、分子量が大きくなるとファンデルワールス力が強くはたらくためである。
正しい
14族元素の水素結合物の沸点は、CH4→SiH4→GeH4→SnH4の順に高くなります。これは分子量が大きいほど、ファンデルワールス力が強くはたらくことが影響しています。
HClの沸点は、分子量がほぼ同じF2の沸点よりも高い。これは、分子の極性が小さくなると分子間力が強くはたらくためである。
誤り
分子の極性が大きいほど、分子間力は強くはたらきます。
正しい
H2SやH2Seが水素結合を形成しないのに対し、H2Oは水素結合を形成するので、H2Oの沸点はH2SやH2Seの沸点よりも高くなります。
正しい
スクロース(ショ糖)水溶液と純水では、沸点はスクロース水溶液の方が高くなります。これは蒸気圧降下により、100℃の蒸気圧が純水よりスクロース水溶液の方が小さくなり、この影響で沸点上昇が起こるためです。
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