共通テスト(理科) 過去問
令和7年度(2025年度)本試験
問17 (化学基礎(第1問) 問2)

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問題

共通テスト(理科)試験 令和7年度(2025年度)本試験 問17(化学基礎(第1問) 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

炭酸水素ナトリウムの粉末と塩化ナトリウムの粉末がある。この二つの粉末を区別することができない操作はどれか。最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
  • 粉末を蒸発皿に入れて徐々に加熱し、加熱前後の質量変化を調べる。
  • 粉末を希硫酸に加える。
  • 粉末を水に溶かして得た水溶液のpHをpHメーターで調べる。
  • 粉末を水に溶かして得た水溶液を白金線の先端につけ、ガスバーナーの外炎に入れて炎の色を調べる。

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この過去問の解説 (2件)

01

炭酸水素ナトリウムNaHCO3は弱塩基性の固体で一般には重曹やベーキングパウダーとして利用されます。

NaClは中性の固体で一般には食塩として利用されます。

選択肢1. 粉末を蒸発皿に入れて徐々に加熱し、加熱前後の質量変化を調べる。

NaHCO3は加熱によって熱分解し、炭酸ナトリウム、二酸化炭素、水になるため、質量が減少します。

NaClは加熱によて質量の変化はありません。

この選択肢では、区別可能であるため、誤りです。

選択肢2. 粉末を希硫酸に加える。

NaHCO3は希硫酸によって中和反応をします。

NaClは希硫酸と反応をしません。

この選択肢では、区別可能であるため、誤りです。

選択肢3. 粉末を水に溶かして得た水溶液のpHをpHメーターで調べる。

NaHCO3を溶かした水溶液は弱アルカリ性を示します。

NaClを溶かした水溶液は中性を示します。

この選択肢では、区別可能であるため、誤りです。

選択肢4. 粉末を水に溶かして得た水溶液を白金線の先端につけ、ガスバーナーの外炎に入れて炎の色を調べる。

それぞれの炎色反応を示す金属元素はともにナトリウムNaであるため、黄色(黄橙色)を呈します。

区別できないため、この選択肢が正解です。

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02

イオン結合を正しく理解しているかどうかを問われています。

選択肢1. 粉末を蒸発皿に入れて徐々に加熱し、加熱前後の質量変化を調べる。

区別できる

 

炭酸水素ナトリウムNaHCO3を加熱すると

 

2NaHCO3→Na2CO3+H2O+CO2

 

この反応では水蒸気であるH2Oや気体であるCO2が発生するので、加熱前後で質量の変化が見られます。

 

塩化ナトリウムNaClは加熱しても蒸発は起こらず、気体が発生することもないので、加熱前後で質量変化は起こりません。

選択肢2. 粉末を希硫酸に加える。

区別できる

 

NaHCO3に希硫酸を加えると

 

2NaHCO3+H2SO4→Na2SO4+2H2O+2CO2

 

この反応では気体であるCO2が発生するので質量変化が見られます。

 

NaClは希硫酸と反応しません。

選択肢3. 粉末を水に溶かして得た水溶液のpHをpHメーターで調べる。

区別できる

 

NaHCO3水溶液は弱塩基性を示すのに対し、NaCl水溶液は中性を示します。

選択肢4. 粉末を水に溶かして得た水溶液を白金線の先端につけ、ガスバーナーの外炎に入れて炎の色を調べる。

区別できない

 

NaHCO3水溶液及びNaCl水溶液には、いずれもNa+が存在するので、同じ黄色の炎色反応を確認することができます。

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