共通テスト(理科) 過去問
令和7年度(2025年度)本試験
問21 (化学基礎(第1問) 問6)

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問題

共通テスト(理科)試験 令和7年度(2025年度)本試験 問21(化学基礎(第1問) 問6) (訂正依頼・報告はこちら)

0.10mol/Lの酢酸CH3COOH水溶液10mLをホールピペットではかり取り、コニカルビーカーに入れて、10mLの水を加えて2倍に希釈した。このCH3COOH水溶液に、ビュレットを用いて0.10mol/Lの水酸化ナトリウムNaOH水溶液を滴下し、pHの変化を調べた。滴下量に対するpHの変化を表す曲線として最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
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この過去問の解説 (3件)

01

この問題では、滴定曲線を見分けるために、「中和点がどこにあるか」と「中和点付近で曲線がどのように変化するか」の2点に注目します。

 

まず、酢酸CH3COOHは弱酸、水酸化ナトリウムNaOHは強塩基です。

したがって、この滴定は「弱酸ー強塩基の滴定」にあたります。

 

①滴定曲線の形に注目する

弱酸に強塩基を加えていく場合、最初のpHはそれほど低くなく、NaOHを加えても中和点に近づくまではpHが比較的緩やかに変化します。

そして、中和点付近ではpHが大きく変化し、曲線が急になります。

また、弱酸ー強塩基の滴定では、中和点のpHは7より大きくなります。

そのため、

・中和点付近で曲線が急になる

・中和点のpHが7より大きい

という特徴を持つグラフを選ぶ必要があります。

 

②中和に必要なNaOHの量を計算する

最初に用意した酢酸水溶液は、

0.10mol/×0.010L=1.0×10-3mol

なので、酢酸は、1.0×10-3molあります。

酢酸とNaOHは、

CH3COOH+NaOH→CH3COONa+H2O

のように1:1の物質量比で反応します。

したがって、中和に必要なNaOHも1.0×10-3molです。

NaOH水溶液の濃度は0.10mol/Lなので、必要な体積は、

1.0×10-3mol÷0.10mol/L

=1.0×10-2L

=10mL

となります。

 

ポイントは、

・酢酸は弱酸、NaOHは強塩基→弱酸ー強塩基の滴定曲線

・酢酸は1.0×10-3mol→NaOHは10molで中和

 

選択肢1. 解答選択肢の画像

不適当となります。

選択肢2. 解答選択肢の画像

不適当となります。

選択肢3. 解答選択肢の画像

不適当となります。

選択肢4. 解答選択肢の画像

適当となります。

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02

問題の滴定曲線を見分けるには、「中和点」、「中和点前後の傾き」に注目する必要があります。

そのためには、酢酸CH3COOH水溶液は弱酸、水酸化ナトリウムNaOH水溶液は強塩基(強アルカリ性)という事は知っておく必要があります。

選択肢1. 解答選択肢の画像

「中和点」このグラフでは、中和点は7付近にあります。

「曲線の傾き」中和点前後の曲線の傾きは、急になっています。

このグラフは、強酸-強塩基の滴定曲線の特徴になるため、誤りです。

選択肢2. 解答選択肢の画像

「中和点」このグラフでは、中和点は7付近にあります。

「曲線の傾き」中和点前後の曲線の傾きは、急になっています。

このグラフは、強酸-強塩基の滴定曲線の特徴になるため、誤りです。

選択肢3. 解答選択肢の画像

「中和点」このグラフでは、中和点は7付近にあります。

「曲線の傾き」中和点前の曲線の傾きは、緩やかになっています。

このグラフは、弱酸-強塩基の滴定曲線の特徴になります。

また、グラフでは中和点までの滴下量は20mLとなっていますが、

酢酸CH3COOH水溶液の物質量は0.1×0.01=1.0×10-3mol

そこに0.10mol/Lの水酸化ナトリウムNaOH水溶液を滴下すると、

1.0×10-3/0.10=0.01となり、10mLが当量となるため、誤りです。

選択肢4. 解答選択肢の画像

「中和点」このグラフでは、中和点は7付近にあります。

「曲線の傾き」中和点前の曲線の傾きは、緩やかになっています。

このグラフは、弱酸-強塩基の滴定曲線の特徴になります。

また、グラフでは中和点までの滴下量は10mLとなっていますが、

酢酸CH3COOH水溶液の物質量は0.1×0.01=1.0×10-3mol

そこに0.10mol/Lの水酸化ナトリウムNaOH水溶液を滴下すると、

1.0×10-3/0.10=0.01となり、10mLが当量となるため、正解です。

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03

まず最初に重要なポイントとして押さえておかなければならないのが、10mLの水を加えて2倍に希釈しても酢酸CH3COOHの物質量は変化しないということです。

 

中和点に達するまでに必要な水酸化ナトリウムNaOH水溶液をxmLとすると

 

1×0.1mol/L×10/1000L=1×0.10mol/L×x/1000L

 

これを解くとx=10mLとなります。

 

よって中和点での滴下量は10mLとなり、CH3COOHが弱酸でNaOHが強塩基なので、中和点はアルカリ性の方に寄ります。

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