共通テスト(理科) 過去問
令和7年度(2025年度)本試験
問23 (化学基礎(第1問) 問8)

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問題

共通テスト(理科)試験 令和7年度(2025年度)本試験 問23(化学基礎(第1問) 問8) (訂正依頼・報告はこちら)

気体が発生する次の実験ア〜エのうち、酸化還元反応が起こるものはどれか。
正しく選択しているものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。

ア:塩酸を電気分解する。
イ:亜鉛に塩酸を加える。
ウ:石灰石に塩酸を加える。
エ:硫化鉄(Ⅱ)に塩酸を加える。
  • ア、イ
  • ア、ウ
  • ア、エ
  • イ、ウ
  • イ、エ
  • ウ、エ

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この過去問の解説 (2件)

01

酸化還元反応では、元素の酸化数が変化します。

また、化合物全体では酸化数は0になります。

 

塩酸を電気分解する。

2HCl→H2+Cl2

H:+1→0

Cl:-1→0

この反応は酸化還元反応です。


亜鉛に塩酸を加える。

Zn+2HCl→ZnCl2+H2

H:+1→0

Cl:-1→-1

Zn:0→-1

この反応は酸化還元反応です。


石灰石に塩酸を加える。

CaCO3+2HCl→CaCl2+H2O+CO2

Ca:+2→+2

C:+4→+4

O:-2→-2

H:+1→+1

Cl:-1→-1

この反応は酸化還元反応ではありません。


硫化鉄(Ⅱ)に塩酸を加える。

FeS+2HCl→FeCl2+H2S

Fe:+2→+2

S:-2→-2

H:+1→+1

Cl:-1→-1

この反応は酸化還元反応ではありません。

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02

酸化還元反応とは物質間で電子の受け渡しがおこなわれている化学反応を指します。また酸化数の変化からも見分けることができます。

 

ア.塩酸を電気分解すると、次のような反応が起こります。

 

陽極:2Cl-→Cl2+2e-

陰極:2H++2e-→H2

 

ここでは電子の受け渡しがおこなわれているので酸化還元反応です。

 

イ.亜鉛に塩酸を加えると、次のような反応が起こります。

 

Zn+2HCl→ZnCl2+H2

 

このときZnの酸化数は0→+2(酸化)、Hの酸化数は+1→0(還元)に変化しているので酸化還元反応です。

 

ウ.石灰石(主成分:炭酸カルシウムCaCO3)に塩酸を加えると、次のような変化が起こります。

 

CaCO3+2HCl→CaCl2+H2O+CO2

 

このとき、いずれの原子にも酸化数の変化が見られないので、酸化還元反応ではありません。

 

エ.硫化鉄(Ⅱ)に塩酸を加えると、次のような反応が起こります。

 

FeS+2HCl→FeCl2+H2S

 

このとき、いずれの原子にも酸化数の変化が見られないので、酸化還元反応ではありません。

 

以上のことから酸化還元反応が起こっているのはアとイということが分かります。

 

 

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