共通テスト(理科) 過去問
令和7年度(2025年度)本試験
問79 (物理(第3問) 問3)

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問題

共通テスト(理科)試験 令和7年度(2025年度)本試験 問79(物理(第3問) 問3) (訂正依頼・報告はこちら) (新しいタブで開く)

物質量nの理想気体の状態をゆっくりと変化させる。気体定数をRとする。

次の文章中の空欄ア・イに入れる語句の組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。

前問 のA → B → Cの変化を逆に変化させたC → B → Aの変化を過程Ⅰとする。また、新たに、図2に示すようなC → Aの過程Ⅱを考える。過程Ⅰと過程Ⅱで気体が外部にした仕事をWⅠ、WⅡ、気体の内部エネルギーの変化をΔUⅠ、ΔUⅡとしたとき( ア )であるため、外部から気体に加えられた熱量は、( イ )の方が大きい。

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問題文の画像
  • ア:ΔUⅠ>ΔUⅡかつWⅠ=WⅡ  イ:過程Ⅰ
  • ア:ΔUⅠ>ΔUⅡかつWⅠ=WⅡ  イ:過程Ⅱ
  • ア:ΔUⅠ<ΔUⅡかつWⅠ=WⅡ  イ:過程Ⅰ
  • ア:ΔUⅠ<ΔUⅡかつWⅠ=WⅡ  イ:過程Ⅱ
  • ア:ΔUⅠ=ΔUⅡかつWⅠ>WⅡ  イ:過程Ⅰ
  • ア:ΔUⅠ=ΔUⅡかつWⅠ>WⅡ  イ:過程Ⅱ
  • ア:ΔUⅠ=ΔUⅡかつWⅠ<WⅡ  イ:過程Ⅰ
  • ア:ΔUⅠ=ΔUⅡかつWⅠ<WⅡ  イ:過程Ⅱ

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この過去問の解説 (2件)

01

まず、過程Ⅰも過程Ⅱも、C → Aという同じ始点、終点の変化です。

理想気体の内部エネルギーは温度だけで決まり、途中の経路には関係しません。

したがって、

ΔUⅠ = ΔUⅡ

となります。

 

次に気体が外部にした仕事は、P-Vグラフでは、グラフの下の面積で表されます。

図2では、過程Ⅱの方が過程Ⅰより上側を通っています。

そのため、同じC→Aでも、

WⅠ < WⅡ

となります。

 

次に熱力学第一法則より、

ΔU = Q - W ⇒ Q = ΔU + W

 

したがって、

過程Ⅰ:QⅠ = ΔUⅠ + WⅠ

過程Ⅱ:QⅡ = ΔUⅡ + WⅡ

 

ここで、

ΔUⅠ = ΔUⅡ かつ WⅠ < WⅡ より、

QⅠ < QⅡ

となります。

つまり、外部から加えられた熱量は過程Ⅱの方が大きいです。

選択肢8. ア:ΔUⅠ=ΔUⅡかつWⅠ<WⅡ  イ:過程Ⅱ

この選択肢が答えになります。

まとめ

内部エネルギーは始点と終点だけで決まり、仕事は経路で変わります。

同じC→Aでも、仕事が大きい経路ほど必要な熱量も大きくなります。

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02

解答 ア:ΔUⅠ=ΔUⅡかつWⅠ<WⅡ  イ:過程Ⅱ

 

解説

過程Ⅰと過程Ⅱで気体が外部にした仕事をWⅠ、WⅡ、

気体の内部エネルギーの変化をΔUⅠ、ΔUⅡとし、また

それぞれ外部から気体に加えられた熱量をQⅠ、QⅡとします。

 

熱力学第一法則より

ΔUⅠ=QⅠ−WⅠ

ΔUⅡ=QⅡ−WⅡ

つまり

QⅠ=ΔUⅠ+WⅠ …①

QⅡ=ΔUⅡ+WⅡ …②

となります。

 

理想気体の内部エネルギー変化は

最初の状態と最後の状態の温度にのみ依存し、

過程ⅠもⅡもCからAへの変化であるので

ΔUⅠ=ΔUⅡ …③

となります。

 

また、過程Ⅱのグラフの方が

過程Ⅰのグラフより上側にあることに注意して

グラフの面積を比較して、

WⅠ<WⅡ …④

となります。

 

①②③④より、

QⅠ<QⅡ

となり、外部から加えられた熱量は

過程Ⅱの方が大きいということになります。

 

よって答えは ア:ΔUⅠ=ΔUⅡかつWⅠ<WⅡ イ:過程Ⅱ となります。

選択肢8. ア:ΔUⅠ=ΔUⅡかつWⅠ<WⅡ  イ:過程Ⅱ

この選択肢が正解となります。

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