共通テスト(理科) 過去問
令和7年度(2025年度)本試験
問83 (物理(第4問) 問1)

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問題

共通テスト(理科)試験 令和7年度(2025年度)本試験 問83(物理(第4問) 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

図1のように、同一水平面(紙面)に間隔lで平行に置かれた十分に長い2本の導体レールと、抵抗値Rの抵抗、電気容量Cのコンデンサー、スイッチSを導線でつなぎ、導体レールの上に導体レールに垂直に軽い導体棒を置いた。導体棒とレールの接点をa,bとする。その後、鉛直上向き(紙面の裏から表の向き)に磁束密度の大きさがBの一様な磁場(磁界)をかけた。
はじめにコンデンサーには電荷が蓄えられておらず、スイッチSは開いている。次に、導体棒を右向きに一定の速さv(v>0)で動かしながらSを閉じる。Sを閉じた後も、導体棒が右向きに速さvで動き続けるように、導体棒に大きさFの外力を加える。ただし、導体棒はレールと垂直を保ちながらなめらかに運動するものとする。また、導線、導体レール、導体棒の電気抵抗、空気抵抗、回路の自己インダクタンスは無視できるものとする。

導体棒が右向きに速さvで動くときに導体棒のab間に生じる誘導起電力V1の大きさと、Sを閉じた直後に導体棒に流れる電流の向きの組合せとして最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
問題文の画像
  • 誘導起電力V1の大きさ:0  導体棒に流れる電流の向き:a→b
  • 誘導起電力V1の大きさ:vB  導体棒に流れる電流の向き:a→b
  • 誘導起電力V1の大きさ:vBl  導体棒に流れる電流の向き:a→b
  • 誘導起電力V1の大きさ:0  導体棒に流れる電流の向き:b→a
  • 誘導起電力V1の大きさ:vB  導体棒に流れる電流の向き:b→a
  • 誘導起電力V1の大きさ:vBl  導体棒に流れる電流の向き:b→a

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この過去問の解説 (1件)

01

解答 誘導起電力V1の大きさ:vBl  導体棒に流れる電流の向き:b→a

 

解説

誘導起電力V1の大きさはvBlです。

これは頻出なので覚えていてもよいですが、以下のように導けます。

 

時間Δtの間に導体棒が掃く長方形の面積はlvΔtであるので、

時間Δtの間の磁束の変化量は|ΔΦ|=|B×lvΔt|です

(「磁束=磁束密度×面積」なので、磁束密度が一定なら

「磁束変化=磁束密度×面積変化」です)。

電磁誘導についての公式より

V1=|ΔΦ/Δt|=|B×lvΔt/Δt|=vBl

よって答えは 誘導起電力V1の大きさ:vBl となります。

 

また、レンツの法則により、

紙面の手前から奥に向かって磁束を増やそうとする向きに

誘導起電力が発生するので、

右ねじを使って考えて導体棒に流れる電流の向きはb→aと判断できます

(紙面手前から奥に向かって右手親指)。

あるいはフレミングの右手則つまり

右手親指:導体棒の移動方向(右方向)

右手人差し指:磁場の向き(紙面奥から手前)

右手中指:電流の向き

から判断しても、b→aと判断できます。

 

よって答えは 導体棒に流れる電流の向き:b→a となります。

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