共通テスト(理科) 過去問
令和7年度(2025年度)本試験
問85 (物理(第4問) 問3)
問題文
はじめにコンデンサーには電荷が蓄えられておらず、スイッチSは開いている。次に、導体棒を右向きに一定の速さv(v>0)で動かしながらSを閉じる。Sを閉じた後も、導体棒が右向きに速さvで動き続けるように、導体棒に大きさFの外力を加える。ただし、導体棒はレールと垂直を保ちながらなめらかに運動するものとする。また、導線、導体レール、導体棒の電気抵抗、空気抵抗、回路の自己インダクタンスは無視できるものとする。
次の文章中の空欄( ア )・( イ )に入れる式として最も適当な組合せのものを、選択肢のうちから一つ選べ。
Sを閉じてから十分な時間が経つまでに、外力がした仕事の大きさをW,抵抗で発生したジュール熱の大きさをJとし、十分な時間が経ったときにコンデンサーに蓄えられているエネルギーをUとする。このとき、W,J,Uの間には( ア )の関係が成り立つ。また、外力がした仕事の大きさWは、十分な時間が経ったときにコンデンサーに蓄えられている電荷を、導体棒の両端に生じる電位差V1に逆らって運ぶ仕事の大きさに等しくなる。したがって抵抗で発生したジュール熱の大きさJは( イ )となる。
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問題
共通テスト(理科)試験 令和7年度(2025年度)本試験 問85(物理(第4問) 問3) (訂正依頼・報告はこちら)
はじめにコンデンサーには電荷が蓄えられておらず、スイッチSは開いている。次に、導体棒を右向きに一定の速さv(v>0)で動かしながらSを閉じる。Sを閉じた後も、導体棒が右向きに速さvで動き続けるように、導体棒に大きさFの外力を加える。ただし、導体棒はレールと垂直を保ちながらなめらかに運動するものとする。また、導線、導体レール、導体棒の電気抵抗、空気抵抗、回路の自己インダクタンスは無視できるものとする。
次の文章中の空欄( ア )・( イ )に入れる式として最も適当な組合せのものを、選択肢のうちから一つ選べ。
Sを閉じてから十分な時間が経つまでに、外力がした仕事の大きさをW,抵抗で発生したジュール熱の大きさをJとし、十分な時間が経ったときにコンデンサーに蓄えられているエネルギーをUとする。このとき、W,J,Uの間には( ア )の関係が成り立つ。また、外力がした仕事の大きさWは、十分な時間が経ったときにコンデンサーに蓄えられている電荷を、導体棒の両端に生じる電位差V1に逆らって運ぶ仕事の大きさに等しくなる。したがって抵抗で発生したジュール熱の大きさJは( イ )となる。
- ア:W+J+U=0 イ:(1/4)CV12
- ア:W-J+U=0 イ:(3/4)CV12
- ア:W+J-U=0 イ:CV12
- ア:W-J-U=0 イ:(1/2)CV12
- ア:W+J=0 イ:(5/4)CV12
- ア:W-J=0 イ:(3/2)CV12
- ア:W+U=0 イ:2CV12
- ア:W-U=0 イ:0
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この過去問の解説 (1件)
01
解答 ア:W-J-U=0 イ:(1/2)CV12
アの解説
エネルギー保存則より、
(蓄えられたエネルギー)=(仕事によって得たエネルギー)ー(熱として失われたエネルギー)
と考えます。
・外力がした仕事の大きさをW
・抵抗で発生したジュール熱の大きさをJ
・十分な時間が経ったときにコンデンサーに蓄えられているエネルギーをU
とするので、
U=W−J
式変形して
W-J-U=0
よって答えは ア:W-J-U=0 となります。
なお、ここでこれを
J=W−U …①
と変形しておき、イで用います。
イの解説
十分な時間が経ったときにコンデンサーに蓄えられている電気量をQとします。
問題文に、「外力がした仕事の大きさWは、十分な時間が経ったときに
コンデンサーに蓄えられている電荷(補足:これはQのことです)を、
導体棒の両端に生じる電位差V1に
逆らって運ぶ仕事の大きさに等しくなる」とあるので、
W=QV1
です。また、コンデンサーに蓄えられたエネルギーは公式より
U=(1/2)QV1
です。よって①より、
J=W−U=QV1−(1/2)QV1=(1/2)QV1
となります。コンデンサーの公式「Q=CV」より、
J=(1/2)QV1=(1/2)CV12
と変形できます。
よって答えは イ:(1/2)CV12 となります。
この選択肢が正解となります。
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