共通テスト(理科) 過去問
令和7年度(2025年度)本試験
問89 (物理(第4問) 問7)
問題文
はじめにコンデンサーには電荷が蓄えられておらず、スイッチSは開いている。次に、導体棒を右向きに一定の速さv(v>0)で動かしながらSを閉じる。Sを閉じた後も、導体棒が右向きに速さvで動き続けるように、導体棒に大きさFの外力を加える。ただし、導体棒はレールと垂直を保ちながらなめらかに運動するものとする。また、導線、導体レール、導体棒の電気抵抗、空気抵抗、回路の自己インダクタンスは無視できるものとする。
次に図2のように、図1のコンデンサーを自己インダクタンスがLのコイルに換えて同様な実験を行った。はじめにスイッチSは開いており、導体棒を右向きに一定の速さvで動かしながらSを閉じる。Sを閉じた後も、導体棒が右向きに速さvで動き続けるように、導体棒に大きさFの外力を加える。このとき、導体棒のab間に生じる誘導起電力をV2とする。
Sを閉じてから時間がtだけ経ったときの、回路に流れる電流の大きさIを調べたところ、図3のようになった。ただし、破線は時刻t=0におけるグラフの接線を表している。
Sを閉じてから時間がtだけ経ったときの、Fを表すグラフとして最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
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問題
共通テスト(理科)試験 令和7年度(2025年度)本試験 問89(物理(第4問) 問7) (訂正依頼・報告はこちら)
はじめにコンデンサーには電荷が蓄えられておらず、スイッチSは開いている。次に、導体棒を右向きに一定の速さv(v>0)で動かしながらSを閉じる。Sを閉じた後も、導体棒が右向きに速さvで動き続けるように、導体棒に大きさFの外力を加える。ただし、導体棒はレールと垂直を保ちながらなめらかに運動するものとする。また、導線、導体レール、導体棒の電気抵抗、空気抵抗、回路の自己インダクタンスは無視できるものとする。
次に図2のように、図1のコンデンサーを自己インダクタンスがLのコイルに換えて同様な実験を行った。はじめにスイッチSは開いており、導体棒を右向きに一定の速さvで動かしながらSを閉じる。Sを閉じた後も、導体棒が右向きに速さvで動き続けるように、導体棒に大きさFの外力を加える。このとき、導体棒のab間に生じる誘導起電力をV2とする。
Sを閉じてから時間がtだけ経ったときの、回路に流れる電流の大きさIを調べたところ、図3のようになった。ただし、破線は時刻t=0におけるグラフの接線を表している。
Sを閉じてから時間がtだけ経ったときの、Fを表すグラフとして最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
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この過去問の解説 (1件)
01
解答 0から上昇してなめらかに一定値に近づく曲線(以下の図を参照)
解説
Fの振る舞いを求める問題です。
導体棒に働く力は外力Fと、電流が磁場から受ける力IBlです。
導体棒は等速直線運動するため力が釣り合っています。よって
F=IBl
の関係が成り立っています。Bとlの値は一定なので、
FはIに比例し、グラフの概形については
電流Iの振る舞いを考えれば良いことがわかります。
ここで、動く導体棒は電圧vBlの直流電源のように振る舞うことに
注意して、回路に流れる電流Iの振る舞いを考えてみましょう。
棒が動き始めた直後はコイルに生じる誘導起電力が
電流の増加を妨げるため、電流はすぐには大きくなりません。
その後、誘導起電力が弱まるにつれて電流は徐々に増加します。
十分時間が経過すると誘導起電力はなくなり、
抵抗の両端の電圧がvBlとなり、電流はvBl/Rに収束します。
よってI同様にFも、はじめは0で、
次第に増加して一定値へ近づくように振る舞うといえます。
そのようなグラフが正解となります。
この選択肢が正解となります。
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