共通テスト(理科) 過去問
令和7年度(2025年度)本試験
問106 (化学(第3問) 問4)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

共通テスト(理科)試験 令和7年度(2025年度)本試験 問106(化学(第3問) 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

日本とチリは世界有数のヨウ素の生産国である。ヨウ素I2の生成・製造について、次の問いに答えよ。

昆布を燃やした灰にはヨウ化ナトリウムNaIが含まれている。この灰をビーカーに入れて水を加え、数分間煮沸した後にろ過すると、NaIを含むろ液が得られる。このろ液からI2を得ることができる。
NaI水溶液に希硫酸H2SO4と過酸化水素H2O2の水溶液を加えると、次の式(6)のようにI2が生成する。

2NaI+2H2SO4+H2O2 → 2NaHSO4+2H2O+I2 ・・・(6)

NaI水溶液からI2を得る反応に関連する記述として誤りを含むものはどれか。最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
  • 式(6)において、H2O2は酸化剤としてはたらく。
  • 式(6)の反応後の混合物にヘキサンを加えると、I2はヘキサンに抽出される。
  • 式(6)において、H2O2の代わりに塩化スズ(Ⅱ)SnCl2を用いても、I2を生成させることができる。
  • NaI水溶液に塩素Cl2を吹きこむと、I2を生成させることができる。

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

ヨウ素に関する幅広い知識が問われています。

選択肢1. 式(6)において、H2O2は酸化剤としてはたらく。

正しい

 

式⑹において、H2O2中のOの酸化数はー1からー2に変化(還元)しているので、酸化剤としてはたらいています。

選択肢2. 式(6)の反応後の混合物にヘキサンを加えると、I2はヘキサンに抽出される。

正しい

 

I2は無極性分子なので無極性溶媒であるヘキサンに抽出されます。

選択肢3. 式(6)において、H2O2の代わりに塩化スズ(Ⅱ)SnCl2を用いても、I2を生成させることができる。

誤り

 

塩化スズ(Ⅱ)SnCl2は還元剤としてはたらくので、NaIは酸化されることはなく、結果的にI2を生成させることはできません。

選択肢4. NaI水溶液に塩素Cl2を吹きこむと、I2を生成させることができる。

正しい

 

ハロゲンには酸化力があります。塩素Cl2とI2を比べると、Cl2の方が酸化力が強いので、NaI水溶液にCl2を吹きこむとI2を生成させることができます。

参考になった数0