共通テスト(理科) 過去問
令和7年度(2025年度)本試験
問115 (化学(第4問) 問5)
問題文
アセチレンとその利用に関する次の問いに答えよ。
アセチレンの利用の一つとして、1939年に桜田一郎らが発明した日本初の合成繊維であるビニロンの合成がある。その合成経路を図1に示す。まずアセチレンに酢酸を付加させることにより、酢酸ビニルを合成する。酢酸ビニルを反応アにより化合物Bにした後、反応イによりポリビニルアルコール(PVA)とよばれる水溶性高分子を得る。これにホルムアルデヒドHCHOを反応させると、一部のヒドロキシ基がアセタール化され、ビニロンが得られる。
図1中の反応アと反応イとして最も適当なものの組合せを、後の選択肢のうちからそれぞれ一つ選べ。
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問題
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共通テスト(理科)試験 令和7年度(2025年度)本試験 問115(化学(第4問) 問5) (訂正依頼・報告はこちら) (新しいタブで開く)
アセチレンとその利用に関する次の問いに答えよ。
アセチレンの利用の一つとして、1939年に桜田一郎らが発明した日本初の合成繊維であるビニロンの合成がある。その合成経路を図1に示す。まずアセチレンに酢酸を付加させることにより、酢酸ビニルを合成する。酢酸ビニルを反応アにより化合物Bにした後、反応イによりポリビニルアルコール(PVA)とよばれる水溶性高分子を得る。これにホルムアルデヒドHCHOを反応させると、一部のヒドロキシ基がアセタール化され、ビニロンが得られる。
図1中の反応アと反応イとして最も適当なものの組合せを、後の選択肢のうちからそれぞれ一つ選べ。
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- ア:加水分解 イ:縮合重合
- ア:酸化 イ:共重合
- ア:還元 イ:共重合
- ア:共重合 イ:還元
- ア:縮合重合 イ:酸化
- ア:付加重合 イ:加水分解
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この過去問の解説 (3件)
01
反応経路を推測する問題です。問題としては比較的多く見かけますし、難化すると反応自体見たこともないような反応を推測しなければならない時もあります。しかし、一つずつ考えていけば特に難しいということもありませんので、慣れるまでは時間をかけて考えていきましょう。
酢酸ビニルをポリビニルアルコールにするために変化しているところを見比べてみると、ーOCOCH3がーOHになっていることや、二重結合が単結合になり重合していることがわかります。
ーOCOCH3がーOHになるためには、加水分解してーOHとCH3COOHに分解する必要があります。この時点で、加水分解の選択肢が含まれる1か6かになります。
また、酢酸ビニルが重合するためには、縮合重合ではH2Oを外す必要がありますが、どこにもH2Oを外すための要素がありません。
一方で、付加重合で考えてみると、二重結合が単結合になって重合したと考えたら非常に妥当です。
こちらが解答になります。
化学反応を推測するためには、基本的な知識が欠かせません。
逆に言えば、知識さえあれば得点しやすい問題ばかりですので、じっくりと教科書などを確認しましょう。
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02
図1の合成経路は以下の通りとなります。
アの反応は、酢酸ビニルを付加重合することによってポリ酢酸ビニルを得ます。
イの反応は、ポリ酢酸ビニルを加水分解(けん化)してポリビニルアルコールを得ます。
したがって、ア:付加重合 イ:加水分解となります。
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03
酢酸ビニルを付加重合させるとポリ酢酸ビニルが得られます。
このポリ酢酸ビニルに含まれるエステル結合を水酸化ナトリウムNaOHなどの塩基で加水分解するとポリビニルアルコールが生成されます。
よってア:付加重合、イ:加水分解となります。
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