共通テスト(理科) 過去問
令和7年度(2025年度)追・再試験
問7 (物理基礎(第2問) 問2)
問題文
図1のような装置を用いて、水平面に置かれた物体と面の間の摩擦を調べる実験を行った。あらい水平面上に伸び縮みしない軽い糸をつけたブロックを置き、糸の他端にばねはかりを取りつけて水平右向きにゆっくり引きながら、ブロックが動き始める様子を観察した。続いてブロックを積み上げて同様の実験を行った。積み上げたブロックは互いに固定されており、一つの物体とみなせる。糸は水平面と常に平行になるようにする。この実験から求められる最大摩擦力の大きさと物体の質量の関係は図2に示すグラフのようになった。
あらい水平面とブロックの間の静止摩擦係数の値として最も適当なものを、次のうちから一つ選べ。
ただし、重力加速度の大きさを9.8m/s2とする。
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問題
共通テスト(理科)試験 令和7年度(2025年度)追・再試験 問7(物理基礎(第2問) 問2) (訂正依頼・報告はこちら)
図1のような装置を用いて、水平面に置かれた物体と面の間の摩擦を調べる実験を行った。あらい水平面上に伸び縮みしない軽い糸をつけたブロックを置き、糸の他端にばねはかりを取りつけて水平右向きにゆっくり引きながら、ブロックが動き始める様子を観察した。続いてブロックを積み上げて同様の実験を行った。積み上げたブロックは互いに固定されており、一つの物体とみなせる。糸は水平面と常に平行になるようにする。この実験から求められる最大摩擦力の大きさと物体の質量の関係は図2に示すグラフのようになった。
あらい水平面とブロックの間の静止摩擦係数の値として最も適当なものを、次のうちから一つ選べ。
ただし、重力加速度の大きさを9.8m/s2とする。
- 0.27
- 0.38
- 0.60
- 2.7
- 3.8
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この過去問の解説 (2件)
01
正答は「0.38」です。
「摩擦を調べる実験」とある通り、当問では摩擦力が発生します。
それ以降の問題文より、まず以下のことがわかります。
・あらい水平面→摩擦力がある
・伸び縮みしない軽い糸→張力のみを考える、糸への重力は考えない、なお張力は常に存在する
・ばねはかり→弾性エネルギーを考える必要があるかもしれない
・ゆっくり引き→ブロックが水平面を離れることはないため、動摩擦力は一定とする
・動き始める様子を観察→最大摩擦力を計測した
・積み上げたブロックは互いに固定されており、一つの物体とみなせる→ブロック間の摩擦力は考えなくてよい
・糸は水平面と常に平行→張力はそのときどきによって変わるが、必ず存在する
では問題を解いていきましょう。
静止摩擦力はf=μNです。
また、ブロックの質量をmとすると、当問ではN=mgであることから、静止摩擦係数は以下のようになります。
f=μmg
μ=f/(mg)
グラフの点は読み取りやすいものに注目しましょう。
今回は(1.3,0.35)より計算します。
μ=f/(mg)
=1.3/(0.35×9.8)
=1300/(35×98)
≒13/35(98≒100とした)
≒0.4
選択肢のなかで最もこの値に近いのは「0.38」となります。
この選択肢が適当です。
選択肢が与えられているため概算で回答できます。
もし選択肢がなくても、計算すればきちんと答えは出ます。
まずは問題文から、今の状態と必要な条件をきちんと拾いましょう。
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02
解答 0.38
解説
静止摩擦係数をμとします。
最大摩擦力をf、質量をm、重力加速度の大きさをgとします。
力の釣り合いより、
f = μmg
変形して
f= μg×m …①
という式が得られます。
式①より、横軸をm、縦軸をfとしたグラフは
原点を通る直線となり、その傾きはμgに相当します。
ここで図2を見ます。
およそm=0.4kg、f=1.5Nの点を通る直線に
なっていることなどを使って、グラフの傾きは
1.5÷0.4=3.75
とわかります。これがμgに相当するので、
μ = 3.75÷9.8 ≒ 0.383 →約0.38
と計算できます。
よって答えは 0.38 となります。
この選択肢が正解となります。
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