共通テスト(理科) 過去問
令和7年度(2025年度)追・再試験
問15 (物理基礎(第3問) 問5)

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問題

共通テスト(理科)試験 令和7年度(2025年度)追・再試験 問15(物理基礎(第3問) 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

次の文章Bを読み、後の問いに答えよ。

B  気柱の共鳴現象について考えよう。ただし、開口端補正は考えないことにする。

次の文章中の空欄( オ )・( カ )に入れる値の組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。

リコーダーを、開管と考えよう。吹き口近くにある窓が一方の開口端となる。図5(a)のようにリコーダーの指穴をすべて閉じると、吹いて出る基本振動の音の振動数が360Hzとなった。音速を340m/sとすると、この振動数の音の波長は、約( オ )と求められる。
次に、図5(b)のように右手の指で押さえていた指穴をすべて開くと、もう一方の開口端の位置が、リコーダーの先端から上がり、下から4番目の指穴の位置に移る。開管の長さは16cm短くなることになり、この状態でリコーダーが出す基本振動の音の波長は約( カ )となる。
問題文の画像
  • オ:47cm  カ:15cm
  • オ:47cm  カ:31cm
  • オ:53cm  カ:21cm
  • オ:53cm  カ:37cm
  • オ:94cm  カ:62cm
  • オ:94cm  カ:78cm
  • オ:106cm  カ:74cm
  • オ:106cm  カ:90cm

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は「オ:94cm カ:62cm」です。

 

この問題では、音の速さ・振動数・波長の関係と、開管の長さと波長の関係を使って計算します。

 

まず、音の速さは340m/s、振動数は360Hzなので、

波長=音の速さ÷振動数より、

340÷360≒0.94m=94cmとなります。

したがって、オ=94cmです。

 

次に、開管の基本振動では、管の長さは波長の半分になります。

最初の管の長さは、

94÷2=47cmです。

指穴を開くと管の長さが16cm短くなるため、

47-16=31cmとなります。

 

基本振動の波長は管の長さの2倍なので、

31×2=62cmとなります。

したがって、カ=62cmです。

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02

正答は「オ:94cm  カ:62cm」です。

 

音速をv、音の振動数をf、波長をλとします。
 

まずは音の基本式「v=fλ」より、
λ=v/f=340÷360
=17/18
≒0.944
です。

 

すべて指穴を閉じて出る音はドのため、ドの基本振動の波長、すなわち空欄(オ)は少なくとも94cmだとわかります。

 


次は図5(b)のソの基本振動の波長を調べます。

 

リコーダーの全長Lは、すべて指穴を閉じたときの波長λドを用いると、以下となります。
L=λド/2

 

すると、ソの基本振動(1回目の共鳴)のときの波長λソは、
λソ/2 =L-16=λド/2-16
と置き換えることができます。

 

よって、
λソ/2=λド/2-16=94/2-16=47-16=31(cm)
λソ=31×2=62(cm)
がソの基本振動の波長、すなわち空欄(カ)の答えとなります。

選択肢5. オ:94cm  カ:62cm

この選択肢が適当です。

まとめ

基本振動は音が最初に共鳴して出る音のため、当問のような開管の場合は、両端を腹とする1/2波長を指します。

 

通常の設問では、「ある音(振動数)+ある管(開管/閉管)の長さ」のセットに対して基本振動は1つです。
 

しかし、当問は音がドからソに変わっています。

文章に書かれることなく振動数を変えられていた、ということです。

それゆえ、1つしかないはずの基本振動が2回登場し、戸惑う方もいらっしゃったでしょう。

すべては管の長さが変わると同時にドからソへ、振動数も変わっていたから起きたことです。

 

逆に、
・基本振動は1/2波長
・リコーダーは音が変わる(振動数が変わる)
とわかった方には簡単な問題だったはずです。

 

まずは「基本振動は1/2波長」と覚えることから始めましょう。

そして、何が同じで何が変わっているのか、「v、f、λ」の3つの値の変化を追う練習をしましょう。

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03

解答 オ:94cm  カ:62cm

 

オの解説

音速をV、音の振動数をf、波長をλとします。

「V=fλ」より、

λ=V/f=340m/s÷360Hz≒0.944… m

となります。

よって答えは オ:94cm となります。

 

カの解説

開管の長さをL、基本振動の波長をλとすると、

L=λ/2 (λ=2L)

です。基本振動の波長が94cmなので、

このときの開管の長さを求めると

94cm÷2=47cm 

となります。開管の長さがここから16cm短くなるので、

47cm−16cm=31cm

であり、これに対する固有振動数は

31cm×2=62cm

となります。

よって答えは カ:62cm となります。

選択肢5. オ:94cm  カ:62cm

この選択肢が正解となります。

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