共通テスト(理科) 過去問
令和7年度(2025年度)追・再試験
問25 (化学基礎(第1問) 問10)
問題文
あるモル濃度の希硫酸を亜鉛に加えて反応させた。加えた希硫酸の体積と発生した水素の体積の関係は図1のようになった。次に、同じ質量の亜鉛に、希硫酸と同じモル濃度の塩酸を反応させた。このとき、加えた塩酸の体積と発生した水素の体積の関係を表したグラフとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。ただし、実験は同じ温度、同じ圧力で行ったものとする。
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問題
共通テスト(理科)試験 令和7年度(2025年度)追・再試験 問25(化学基礎(第1問) 問10) (訂正依頼・報告はこちら)
あるモル濃度の希硫酸を亜鉛に加えて反応させた。加えた希硫酸の体積と発生した水素の体積の関係は図1のようになった。次に、同じ質量の亜鉛に、希硫酸と同じモル濃度の塩酸を反応させた。このとき、加えた塩酸の体積と発生した水素の体積の関係を表したグラフとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。ただし、実験は同じ温度、同じ圧力で行ったものとする。
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この過去問の解説 (3件)
01
図1より、加えた希硫酸の体積が2mLの時に発生した水素の体積は40mL、4mLの時に80mLなので、正比例に増加しているから、希硫酸が5mLの時に水素は100mL発生しています。よって、塩酸では2×5=10mLの時に水素が100mL発生します。よってグラフの形としては、水素が100mL発生するまでは、塩酸5mLの時に水素が50mLの点を通る正比例のグラフを選べば良いということになります。
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02
この問題のポイントは、亜鉛Znと酸を反応させると、水素H2が発生することです。
①希硫酸の場合
反応式は、Zn+H2SO4→ZnSO4+H2
です。
つまり、硫酸1molから水素1molが発生します。
②塩酸の場合
反応式は、Zn+2HCI→ZnCI2+H2
です。
つまり、塩酸2molから水素1molが発生します。
言い換えると、塩酸1molから水素0.5molが発生します。
③グラフの見分け方
硫酸と塩酸は同じモル濃度です。
同じ体積を加えた場合、
・硫酸→水素が多く発生
・塩酸→水素は硫酸の半分
となります。
したがって、塩酸の場合は、図1の最初の直線部分の傾きが硫酸の半分になります。
ただし、亜鉛がすべて反応してしまうと、それ以上酸を加えても水素は増えません。
そのため、「最終的に発生する水素の量は、同じ質量の亜鉛を使うので同じ」となります。
つまり、求めるグラフは、「最初は図1より緩やかに増加し、最終的には図1と同じ水素量で横ばいになるグラフ」です。
この選択肢は適当と言えます。
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03
希硫酸H2SO4と亜鉛Znとの反応は以下の通りです。
H2SO4+Zn→ZnSO4+H2
塩酸HClと亜鉛Znとの反応は以下の通りです。
2HCl+Zn→ZnCl2+H2
希硫酸は1個の分子から2個の水素イオンが出るのに対して、塩酸は1個の水素イオンがでます。
したがって、希硫酸と比べて塩酸は約2倍の濃度で水素の発生量が最大となります。
これが正解です。
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