共通テスト(理科) 過去問
令和7年度(2025年度)追・再試験
問36 (生物基礎(第1問) 問2)

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問題

共通テスト(理科)試験 令和7年度(2025年度)追・再試験 問36(生物基礎(第1問) 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

生物の特徴と、遺伝子とその働きに関する次の文章Aを読み、後の問いに答えよ。

A  私たちは、ふだんの食生活において、様々な生物の特性を利用している。(a)ヨーグルトやチーズは乳酸菌、しょう油やみそはコウジカビ、そしてワインやパンは(b)酵母の働きを利用して作られる。乳酸菌とコウジカビについて核の有無を調べたところ、乳酸菌には核が存在しなかったが、コウジカビには核が存在した。

ある真核生物の代謝の過程は、図1のAとBのように大きく二つに分かれる。Aは光エネルギーを用いて有機物をつくる過程で、Bは有機物を分解して化学エネルギーを取り出す過程である。A,Bの過程に関する記述のうち、どちらか一方の過程のみに該当するものとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
問題文の画像
  • 従属栄養生物の細胞内で行われる。
  • 酵素の働きが必要である。
  • ATPがエネルギーの受け渡しに利用される。
  • 細胞質で行われる。

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題は光合成と呼吸それぞれの特徴を理解しているかを問われています。

まず問題に取り掛かる前にAおよびBは何を表しているのかを考えてみましょう。

 

A:光エネルギーを用いて無機物から有機物を作る過程→光合成(=同化)

B:有機物を無機物に分解して化学エネルギーを取り出す過程→呼吸(=異化)

 

以上をふまえた上で各選択肢を見ていきます。

選択肢1. 従属栄養生物の細胞内で行われる。

これはB(呼吸)の過程にあてはまる記述です。

 

自分で栄養を作れない従属栄養生物はA(光合成)を行いません。

しかし生きていくためのエネルギーを得る為にB(呼吸)は必ず行います。

 

選択肢2. 酵素の働きが必要である。

これはA(光合成)とB(呼吸)にあてはまる記述です。

 

光合成も呼吸も、細胞内で行われる複雑な化学反応(代謝)なので、どちらの過程にも多くの酵素が関わっています。

選択肢3. ATPがエネルギーの受け渡しに利用される。

これはA(光合成)とB(呼吸)にあてはまる記述です。

代謝におけるエネルギーのやり取りにはATP(エネルギーの通貨)が使われます。

 

光合成・・・光合成の途中にATPが作られて有機物の合成に使われます

呼吸・・・有機物を分解して大量のATPを合成します

 

選択肢4. 細胞質で行われる。

これはA(光合成)とB(呼吸)にあてはまる記述です。

 

真核生物においてA(光合成)は葉緑体、B(呼吸)はミトコンドリアという特定の細胞小器官で行われますが、これらは全て細胞膜の内側である細胞質(細胞質基質や細胞小器官の総称)に含まれます。

 

また呼吸の最初の段階(解糖系)は細胞質基質で直接行われます。

したがってどちらにもあてはまる記述であると言えます。

 

まとめ

用語解説

 

・細胞質基質・・・細胞内部を満たしている流動的な液体です。細胞の中には細胞小器官(ミトコンドリアや葉緑体など)が浮いていますが、それらを取り除いた液体部分を指します

 

・解糖系・・・呼吸の第一段階を指します。細胞内に取り込まれたグルコース(糖)を分解して、エネルギー(ATP)を取り出す一連の化学反応のルートのことです。

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