共通テスト(理科) 過去問
令和7年度(2025年度)追・再試験
問37 (生物基礎(第1問) 問3)

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問題

共通テスト(理科)試験 令和7年度(2025年度)追・再試験 問37(生物基礎(第1問) 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

生物の特徴と、遺伝子とその働きに関する次の文章Aを読み、後の問いに答えよ。

A  私たちは、ふだんの食生活において、様々な生物の特性を利用している。(a)ヨーグルトやチーズは乳酸菌、しょう油やみそはコウジカビ、そしてワインやパンは(b)酵母の働きを利用して作られる。乳酸菌とコウジカビについて核の有無を調べたところ、乳酸菌には核が存在しなかったが、コウジカビには核が存在した。

下線部(b)に関連して、酸素がない条件下で培養している酵母を固定・染色し、光学顕微鏡で観察したところ、細胞小器官Xが、図2に示すようにごく少数しか観察されなかった。その後、酵母を酸素がある条件下に移して培養し、観察したところ、細胞小器官Xは、図3に示すように多数観察された。また、このときの培養液中の酸素は、酵母によって消費され減少した。後の記述a〜cのうち、この細胞小器官Xの主な働きに関する記述として適当なものはどれか。それを過不足なく含むものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。

a  光合成に関与する。
b  染色体の凝縮に関与する。
c  異化に関与する。
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  • a
  • b
  • c
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  • b、c
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この過去問の解説 (1件)

01

【細胞小器官Xとは何を考える】

 

まず図2,図3および設問内容について確認します。

 

①酸素がない条件下で培養:細胞小器官Xはごく少数しか観察されなかった(図2)

②酸素がある条件下で培養:細胞小器官Xが多数観察された(図3)。培養液中の酸素は酵母によって消費された。

 

真核生物(核膜に包まれた核や膜構造を持つ細胞小器官という部屋を持っている)で細胞内で酸素を使って有機物を分解し、エネルギーを取り出す(呼吸を行う)細胞小器官はミトコンドリアです。したがって細胞小器官Xがミトコンドリアだということが分かります。

 

次に各選択肢の文章を見ていきましょう。

 

a  光合成に関与する。

 

光合成を行うのは葉緑体です。酵母は菌類で、葉緑体を持っていないため光合成はしません。

 


b  染色体の凝縮に関与する。

 

染色体の凝縮は細胞分裂の際に核内部で起きる現象です。ミトコンドリアの働きではありません。


c  異化に関与する。

 

呼吸とは有機物を分解し、エネルギーを取り出す反応のことであり、これは「代謝」の中の「異化」にあてはまります。

異化はミトコンドリアの主な働きと言えます。

選択肢1. a

これは誤りです。

選択肢2. b

これは誤りです。

選択肢3. c

これは正解です。

選択肢4. a、b

これは誤りです。

選択肢5. a、c

これは誤りです。

選択肢6. b、c

これは誤りです。

選択肢7. a、b、c

これは誤りです。

まとめ

関連用語解説

 

「原核生物」

①細胞の中に核、ミトコンドリア、葉緑体を持たない

②細胞膜、細胞壁、DNAは持っている

 

例)大腸菌、乳酸菌、シアノバクテリア

 

※ただし、味噌のコウジカビ(麹菌)、ワインの酵母菌は真核生物なので選択肢の中に出てきたら、注意が必要です。

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