共通テスト(理科) 過去問
令和7年度(2025年度)追・再試験
問71 (物理(第1問) 問5)

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問題

共通テスト(理科)試験 令和7年度(2025年度)追・再試験 問71(物理(第1問) 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

図4のように、点Oを原点とするxy平面上に、点P,Q,R,Sを頂点とする長方形コイルを、中心が点Oで、辺QR,辺RSがそれぞれ、x軸、y軸に平行になるように固定した。辺PSの中点付近の十分狭い切れ目に直流電源を接続し、長方形コイルに一定の電流が流れている。また、辺PSと辺QRの間で、x>0の長方形の領域1を、z軸の正の向き(紙面の裏から表の向き)に磁束密度の大きさがBの磁場(磁界)が貫いている。このとき、長方形コイルPQRSが磁場から受ける力の合力は、x軸の正の向きで、大きさはFであった。

直流電源を接続したまま、新たに、領域1と同じ形の長方形でx<0の領域2にも磁場をかけたところ、長方形コイルPQRSが磁場から受ける力の合力は、x軸の負の向きで大きさが2Fとなった。x<0の領域の磁場の磁束密度の向きと大きさの組合せとして最も適当なものを、次のうちから一つ選べ。
問題文の画像
  • 向き:z軸の正の向き  大きさ:B
  • 向き:z軸の正の向き  大きさ:2B
  • 向き:z軸の正の向き  大きさ:3B
  • 向き:z軸の負の向き  大きさ:B
  • 向き:z軸の負の向き  大きさ:2B
  • 向き:z軸の負の向き  大きさ:3B

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この過去問の解説 (1件)

01

解答 向き:z軸の正の向き  大きさ:3B

 

解説

コイルPQRSが磁場から受ける力の合力は

①辺PQが受ける力

②辺QRが受ける力

③辺RSが受ける力

④辺SPが受ける力

の合力ですが、

②と④は同じ大きさで向きが逆なため、①と③だけ

考えればよいことに注意します。

 

まず、電流の向きを特定しましょう。

コイルPQRSが領域1の磁場から受ける力の合力は

x軸の正の向きで大きさはFであったと問題文にあります。

すなわち、

辺RSが受ける力の向きがx軸の正の向きで、

その大きさはFです。

 

フレミングの左手の法則より、

力の向き(左手親指):x軸の正の向き

磁場の向き(左手人差し指):z軸の正の向き

電流の向き(左手中指):y軸の正の向き(SからRの向き)

となります。

よって、電流の向きはS→R→Q→Pの向きです。

 

続けて、領域2にも磁場をかけたところ、

コイルPQRSが磁場から受ける力の合力は、

x軸の負の向きで大きさが2Fとなったと問題文にあります。

辺RSが受ける力が受ける力を差し引いて、

辺PQが受ける力は、x軸の負の向きで大きさが3Fである

ということになります。

(RSにかかる力)+(QPにかかる力)=(+F)+(−3F)=−2F

ということです。

 

辺PQに着目してフレミングの左手の法則より、

力の向き(左手親指):x軸の負の向き

電流の向き(左手中指):y軸の負の向き(QからPの向き)

磁場の向き(左手人差し指):z軸の正の向き

となります。領域2の磁場の向きはz軸の正の向きです。

 

また、流れる電流の大きさが等しいときは磁場から受ける力の比は

磁場(磁束密度)の大きさの比に一致するので、

辺RSが受ける力の大きさが辺QPが受ける力の大きさの3倍であることから

領域2の磁束密度は領域1の3倍とわかります。

領域2の磁束密度の大きさは3Bです。

 

よって答えは 向き:z軸の正の向き  大きさ:3B となります。

選択肢3. 向き:z軸の正の向き  大きさ:3B

この選択肢が正解となります。

まとめ

フレミングの左手の法則を使って、

電流、磁場、力の向きを特定できるようにしておきましょう。

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