共通テスト(理科) 過去問
令和7年度(2025年度)追・再試験
問75 (物理(第2問) 問3)
問題文
質量M,mの二つのボールA,Bの弾性衝突を考える。図1には、衝突前のボールA,Bが描かれている。ボールA,Bは衝突の前後で同一直線上を運動するものとし、右向きを速度の正の向きとする。衝突前のA,Bの速度をそれぞれV,vとし、衝突後の速度をV′、v′とする。V>v>0とし、ボールには重力などの外力ははたらいていないものとする。
次の文章中の空欄( ウ )・( エ )に入れる式と語句の組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
図1におけるA,Bの運動方向をx軸にとる。A,Bの衝突を、Aが運動する方向に速度Vで等速直線運動する観測者から見ると、図2のように、衝突前のAは止まって見える。ここで、図2の右向きをx軸の正の向きにとっている。この観測者から見ると、衝突前のA,Bの速度は、それぞれ、Ur=V−V=0,ur=v−V,衝突後の速度は、それぞれ、Ur′=V′−V,ur′=v′−Vとなる。質量Mがmに比べて非常に大きいと、衝突後の速度Ur′およびur′は、
Ur′≒0 , ur′≒( ウ )
で与えられ、衝突後のBの速度ur′の向きは( エ )である。ur′≒( ウ )は、固定されて動かないAに、Bが弾性衝突すると考えれば理解できる。
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問題
共通テスト(理科)試験 令和7年度(2025年度)追・再試験 問75(物理(第2問) 問3) (訂正依頼・報告はこちら)
質量M,mの二つのボールA,Bの弾性衝突を考える。図1には、衝突前のボールA,Bが描かれている。ボールA,Bは衝突の前後で同一直線上を運動するものとし、右向きを速度の正の向きとする。衝突前のA,Bの速度をそれぞれV,vとし、衝突後の速度をV′、v′とする。V>v>0とし、ボールには重力などの外力ははたらいていないものとする。
次の文章中の空欄( ウ )・( エ )に入れる式と語句の組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
図1におけるA,Bの運動方向をx軸にとる。A,Bの衝突を、Aが運動する方向に速度Vで等速直線運動する観測者から見ると、図2のように、衝突前のAは止まって見える。ここで、図2の右向きをx軸の正の向きにとっている。この観測者から見ると、衝突前のA,Bの速度は、それぞれ、Ur=V−V=0,ur=v−V,衝突後の速度は、それぞれ、Ur′=V′−V,ur′=v′−Vとなる。質量Mがmに比べて非常に大きいと、衝突後の速度Ur′およびur′は、
Ur′≒0 , ur′≒( ウ )
で与えられ、衝突後のBの速度ur′の向きは( エ )である。ur′≒( ウ )は、固定されて動かないAに、Bが弾性衝突すると考えれば理解できる。
- ウ:−ur エ:x軸の正の向き(右向き)
- ウ:−ur エ:x軸の負の向き(左向き)
- ウ:−ur+V エ:x軸の正の向き(右向き)
- ウ:−ur+V エ:x軸の負の向き(左向き)
- ウ:−ur+2V エ:x軸の正の向き(右向き)
- ウ:−ur+2V エ:x軸の負の向き(左向き)
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この過去問の解説 (1件)
01
解答 ウ:−ur エ:x軸の正の向き(右向き)
解説
問題文中の
「ur′≒( ウ )は、固定されて動かないAに、
Bが弾性衝突すると考えれば理解できる。」
をヒントに考えればよいです。
Aに対するBの相対速度は
衝突前: ur
衝突後: ur′
です(Aが静止していることに注意)。
反発係数をeとすると、定義より
e = −ur'/ur
であり、弾性衝突なので
e = 1
であるので、
−ur'/ur = 1
すなわち
ur'=−ur
となります。
ur=v−V<0より
urの向きはx軸の負の向きなので、
ur'の向きはx軸の正の向きです。
よって答えは ウ:−ur エ:x軸の正の向き(右向き) となります。
この選択肢が正解となります。
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