共通テスト(理科) 過去問
令和7年度(2025年度)追・再試験
問88 (物理(第4問) 問5)
問題文
金属に、ある値より大きい振動数の光を入射すると、光電効果により電子(光電子)が金属から飛び出す。
図1のように、同じ金属でできた同じ大きさの極板AとBを、距離dだけ離して向かい合わせに平行に置いた。極板AとBに直流電源と電流計を接続し、極板Aを接地した。極板Aに振動数の大きい光を入射すると、回路に電流が流れる。これを光電流という。極板AとBの間の電圧によっては、光電流は流れなくなる。極板間には極板AからBに向かう電子が減速するように大きさVの電圧が加えられており、光電流を調整できるようになっている。光は単色光であり、極板Aのみに入射する。ただし、極板間の電場(電界)は一様で、放出された光電子による影響は無視できるものとする。
以下の問いでは、極板Aから飛び出した電子のうち極板Bに到達する電子を考える。
次の文章中の空欄( A )に入れる式として最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
光電流が流れているときに、極板間の電圧を大きくしていくと、やがて光電流が流れなくなる。このとき、さまざまな振動数の入射光について、光電流が流れなくなる限界の電圧の値を記録していくと、図2のようなグラフが得られた。すべての点のできるだけ近くを通る直線を引く。その直線の傾きは( A )で表される。
極板の金属の仕事関数は約( B )となる。
ただし、m=9.1✕10−31kg,e=1.6✕10−19C,h=6.6✕10−34J・s,c=3.0✕108m/sとする。
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問題
共通テスト(理科)試験 令和7年度(2025年度)追・再試験 問88(物理(第4問) 問5) (訂正依頼・報告はこちら)
金属に、ある値より大きい振動数の光を入射すると、光電効果により電子(光電子)が金属から飛び出す。
図1のように、同じ金属でできた同じ大きさの極板AとBを、距離dだけ離して向かい合わせに平行に置いた。極板AとBに直流電源と電流計を接続し、極板Aを接地した。極板Aに振動数の大きい光を入射すると、回路に電流が流れる。これを光電流という。極板AとBの間の電圧によっては、光電流は流れなくなる。極板間には極板AからBに向かう電子が減速するように大きさVの電圧が加えられており、光電流を調整できるようになっている。光は単色光であり、極板Aのみに入射する。ただし、極板間の電場(電界)は一様で、放出された光電子による影響は無視できるものとする。
以下の問いでは、極板Aから飛び出した電子のうち極板Bに到達する電子を考える。
次の文章中の空欄( A )に入れる式として最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
光電流が流れているときに、極板間の電圧を大きくしていくと、やがて光電流が流れなくなる。このとき、さまざまな振動数の入射光について、光電流が流れなくなる限界の電圧の値を記録していくと、図2のようなグラフが得られた。すべての点のできるだけ近くを通る直線を引く。その直線の傾きは( A )で表される。
極板の金属の仕事関数は約( B )となる。
ただし、m=9.1✕10−31kg,e=1.6✕10−19C,h=6.6✕10−34J・s,c=3.0✕108m/sとする。
- 2h/m
- hc/e
- h/2πe
- h/2e
- h/e
- 2πh/e
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この過去問の解説 (1件)
01
解答 h/e
解説
光電効果について、
・運動エネルギーの最大値K
・仕事関数W
・プランク定数h
・入射光の波長ν
とすると、
K = hν − W …①
が成り立ちます。
また、
・電気素量e
・光電流が流れなくなる限界の電圧の値V
とすると、
K=eV …②
となります。
①②より
eV=hν − W
両辺をeで割って
V = (h/e)ν − (W/e) …③
となります。
③より、横軸をν、縦軸をVとしたグラフは、
傾きがh/eの直線となります。
よって答えは h/e となります。
この選択肢が正解となります。
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