共通テスト(理科) 過去問
令和8年度(2026年度)本試験
問28 (化学基礎(第2問) 問2(b))
問題文
農業に不可欠な肥料の中には、鉱物資源などを原料としてつくられているものが多くある(図1)。肥料として利用される物質に関する後の問いに答えよ。
窒素N、リンP、カリウムKの3元素は肥料の三要素とよばれる。これらの元素を含む物質を組み合わせて、肥料の成分調整が行われる。
b 塩化カリウムKClはカリウム肥料としてよく使われる物質である。白色粉末のKClと他の白色粉末の物質を区別するために、それぞれの水溶液を用いた実験を行う。KClと区別したい物質と実験操作の組合せのうち、2種類の物質を区別できないものはどれか。最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
窒素N、リンP、カリウムKの3元素は肥料の三要素とよばれる。これらの元素を含む物質を組み合わせて、肥料の成分調整が行われる。
b 塩化カリウムKClはカリウム肥料としてよく使われる物質である。白色粉末のKClと他の白色粉末の物質を区別するために、それぞれの水溶液を用いた実験を行う。KClと区別したい物質と実験操作の組合せのうち、2種類の物質を区別できないものはどれか。最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
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問題
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共通テスト(理科)試験 令和8年度(2026年度)本試験 問28(化学基礎(第2問) 問2(b)) (訂正依頼・報告はこちら)
農業に不可欠な肥料の中には、鉱物資源などを原料としてつくられているものが多くある(図1)。肥料として利用される物質に関する後の問いに答えよ。
窒素N、リンP、カリウムKの3元素は肥料の三要素とよばれる。これらの元素を含む物質を組み合わせて、肥料の成分調整が行われる。
b 塩化カリウムKClはカリウム肥料としてよく使われる物質である。白色粉末のKClと他の白色粉末の物質を区別するために、それぞれの水溶液を用いた実験を行う。KClと区別したい物質と実験操作の組合せのうち、2種類の物質を区別できないものはどれか。最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
窒素N、リンP、カリウムKの3元素は肥料の三要素とよばれる。これらの元素を含む物質を組み合わせて、肥料の成分調整が行われる。
b 塩化カリウムKClはカリウム肥料としてよく使われる物質である。白色粉末のKClと他の白色粉末の物質を区別するために、それぞれの水溶液を用いた実験を行う。KClと区別したい物質と実験操作の組合せのうち、2種類の物質を区別できないものはどれか。最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
- KClと区別したい物質:塩化アンモニウム NH4Cl 実験操作:フェノールフタレイン溶液を加える
- KClと区別したい物質:塩化ナトリウム NaCl 実験操作:炎色反応を観察する
- KClと区別したい物質:硝酸カリウム KNO3 実験操作:硝酸銀水溶液を加える
- KClと区別したい物質:ヨウ化カリウム KI 実験操作:硫酸酸性の過酸化水素水を加える
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この過去問の解説 (2件)
01
化合物の判別方法に関する問題です。
これは誤った操作です。
フェノールフタレイン溶液は、アルカリ性の水溶液を判別するpH指示薬です。
KClは中性、NH4Clは酸性なので、区別することはできません。
これは正しい操作です。
炎色反応は、金属元素によって加熱した時の色が変わる反応です。
KClは紫色、NaClは黄色なので、区別可能です。
これは正しい操作です。
硝酸銀水溶液を加えると沈殿する化合物を区別します。
KClはAgClの白色沈殿を生じますが、KNO3は沈殿を生じないので区別可能です。
これは正しい操作です。
硫酸酸性の過酸化水素水を加えると、ヨウ素が遊離して褐色の溶液を生じます。
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02
正解は、「KClとNH₄Clにフェノールフタレイン溶液を加える」です。
KCl水溶液はほぼ中性、NH₄Cl水溶液は酸性ですが、フェノールフタレインは酸性でも中性でも無色です。
そのため、どちらの水溶液でも見た目の変化がほとんどなく、区別できません。
一方、ほかの組合せでは、炎色反応や沈殿、色の変化によって区別できます。
KClは水に溶けるとK⁺とCl⁻に分かれ、水溶液はほぼ中性になります。
NH₄Clは水に溶けるとNH₄⁺とCl⁻に分かり、NH₄⁺の影響で水溶液は酸性になります。
しかし、フェノールフタレインは酸性では無色、中性でも無色です。
したがって、KCl水溶液もNH₄Cl水溶液も無色のままで、見た目では区別できません。
炎色反応では、金属元素によって炎の色が異なります。
KClに含まれるカリウムKは、赤紫色の炎色を示します。
一方、NaClに含まれるナトリウムNaは、黄色の炎色を示します。
炎の色が異なるため、KClとNaClを区別できます。
KCl水溶液に硝酸銀水溶液を加えると、Cl⁻とAg⁺が反応して、白色の塩化銀AgClの沈殿が生じます。
反応は、
Ag⁺+Cl⁻ → AgCl
と表せます。
一方、KNO₃水溶液では、このような沈殿は生じません。
そのため、沈殿ができるかどうかによって区別できます。
KI水溶液にはI⁻が含まれています。
硫酸酸性の過酸化水素水を加えると、I⁻が酸化されてヨウ素I₂が生じ、褐色などの色の変化が見られます。
一方、KCl水溶液では、この実験条件では同じようなヨウ素の色は現れません。
したがって、色の変化によってKClとKIを区別できます。
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