共通テスト(理科) 過去問
令和8年度(2026年度)本試験
問31 (生物基礎(第1問) 問1)

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問題

共通テスト(理科)試験 令和8年度(2026年度)本試験 問31(生物基礎(第1問) 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

生物の特徴と遺伝情報に関する次の文章を読み、後の問いに答えよ。

A  (a)植物の細胞は、他の生物の細胞と共通した特徴を多く持つ一方、細菌や動物ではみられない葉緑体をはじめとする細胞小器官を持つ。多くの植物は、葉緑体で光合成を行うことにより、成長や繁殖に必要な有機物を自身で合成するが、(b)体外から取り込んだ有機物を利用する植物も存在する。

下線部(a)に関連して、全ての生物の細胞に共通する特徴として最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
  • 細胞膜の外側に細胞壁がある。
  • 染色体が核の内部にある。
  • ミトコンドリアで呼吸を行う。
  • 無機物から有機物を合成する。
  • RNAと酵素を持つ。

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この過去問の解説 (2件)

01

生物の細胞に共通する特徴をまとめておきましょう。


【生物細胞の共通点】
・細胞膜で内外が仕切られている。
・遺伝情報(DNA)をもち、自ら増殖する。
・遺伝情報(DNA)からタンパク質(酵素など)を合成する。
・代謝を行ってエネルギーや物質をつくりだす。

 

以上を参考に各選択肢をみていきます。

選択肢1. 細胞膜の外側に細胞壁がある。

不適です。
細胞壁は植物細胞に特徴的な構造です。
※一部の動物では細胞壁をもつ種がいます。

選択肢2. 染色体が核の内部にある。

不適です。
原核生物(大腸菌など)は核をもちません。染色体は細胞質内に存在します。

選択肢3. ミトコンドリアで呼吸を行う。

不適です。
原核生物はミトコンドリアなどの細胞小器官をもちません。

選択肢4. 無機物から有機物を合成する。

不適です。
従属栄養生物(動物など)は無機物から有機物を合成することができず、食べることによって有機物を得ています。一方、植物は無機物から有機物を合成する(光合成)ことができます。

選択肢5. RNAと酵素を持つ。

正解です。
RNAは遺伝情報の発現などに使われます。遺伝情報から合成された酵素(タンパク質)は代謝などの生命活動を担っています。

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02

すべての生物の細胞に共通する特徴として覚えておいてほしいものは、

・細胞膜で外界と隔てられている

・DNAを遺伝情報として持つ

・リボソームを持ち、タンパク質を合成する

・代謝を行い、生命活動を維持する

これらの内容やそれに準じた内容はすべて生物の細胞に共通する内容になります。

すべての生物の細胞に共通しない特徴は、ほとんどの場合反例があげられますので、以下の選択肢では反例もあげながら解説をしていきます。

選択肢1. 細胞膜の外側に細胞壁がある。

不適です。動物の細胞には細胞壁は存在しません

選択肢2. 染色体が核の内部にある。

不適です。これはぱっと見ただけではどういうことか理解できないかもしれませんが、つまり核膜を持つかどうかということです。

核膜は真核生物しか持たないので、不適になります。

選択肢3. ミトコンドリアで呼吸を行う。

不適です。ミトコンドリアで呼吸を行うのは真核生物と一部の原核生物のみなので不適になります。

選択肢4. 無機物から有機物を合成する。

不適です。従属栄養細菌などは自分で有機物を合成できないので不適になります。

選択肢5. RNAと酵素を持つ。

適しています。

まとめ

生物すべてに共通する特徴は聞かれやすいですが、共通自体を丸暗記するというよりも、各生物がどのような特徴を持っているのかを理解していれば、自然と答えが見えてきます。

今回の問題においても、RNAと酵素を持つという条件は、最初に説明した特徴の中に出てきていませんでしたが、他の選択肢が明らかに誤っているものばかりだったので、消去法でも選ぶことができます。

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