共通テスト(理科) 過去問
令和8年度(2026年度)本試験
問41 (生物基礎(第2問) 問6)
問題文
ヒトのからだの仕組みに関する次の文章を読み、後の問いに答えよ。
B 人類の歴史は、感染症との戦いであったと言ってもよい。ヒトは皮膚や粘膜での物理的および化学的な防御に加え、(c)自然免疫および獲得免疫(適応免疫)によって、病原体の体内への侵入と増殖を阻止する。しかし、新たなウイルスが出現したとき、我々はそのウイルスに対する獲得免疫を持っていないことが多い。また、抗生物質(抗菌薬)もウイルスには無力なため、多くの命が失われることもある。(d)新型コロナウイルス感染症においては、対応した抗ウイルス薬やワクチンが開発された。
下線部(d)について、新型コロナウイルスの変異株の一つであるオミクロン株の出現で、新型コロナウイルス感染症の患者数が世界各国で増大した。図3は、米国ロサンゼルスでの2021年11月20日から2022年1月8日までの、新型コロナワクチン接種回数ごとの、新型コロナウイルス感染症の患者数の状況を示す。この図から読み取れることや、関連した免疫の仕組みについての記述として最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
B 人類の歴史は、感染症との戦いであったと言ってもよい。ヒトは皮膚や粘膜での物理的および化学的な防御に加え、(c)自然免疫および獲得免疫(適応免疫)によって、病原体の体内への侵入と増殖を阻止する。しかし、新たなウイルスが出現したとき、我々はそのウイルスに対する獲得免疫を持っていないことが多い。また、抗生物質(抗菌薬)もウイルスには無力なため、多くの命が失われることもある。(d)新型コロナウイルス感染症においては、対応した抗ウイルス薬やワクチンが開発された。
下線部(d)について、新型コロナウイルスの変異株の一つであるオミクロン株の出現で、新型コロナウイルス感染症の患者数が世界各国で増大した。図3は、米国ロサンゼルスでの2021年11月20日から2022年1月8日までの、新型コロナワクチン接種回数ごとの、新型コロナウイルス感染症の患者数の状況を示す。この図から読み取れることや、関連した免疫の仕組みについての記述として最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
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問題
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共通テスト(理科)試験 令和8年度(2026年度)本試験 問41(生物基礎(第2問) 問6) (訂正依頼・報告はこちら)
ヒトのからだの仕組みに関する次の文章を読み、後の問いに答えよ。
B 人類の歴史は、感染症との戦いであったと言ってもよい。ヒトは皮膚や粘膜での物理的および化学的な防御に加え、(c)自然免疫および獲得免疫(適応免疫)によって、病原体の体内への侵入と増殖を阻止する。しかし、新たなウイルスが出現したとき、我々はそのウイルスに対する獲得免疫を持っていないことが多い。また、抗生物質(抗菌薬)もウイルスには無力なため、多くの命が失われることもある。(d)新型コロナウイルス感染症においては、対応した抗ウイルス薬やワクチンが開発された。
下線部(d)について、新型コロナウイルスの変異株の一つであるオミクロン株の出現で、新型コロナウイルス感染症の患者数が世界各国で増大した。図3は、米国ロサンゼルスでの2021年11月20日から2022年1月8日までの、新型コロナワクチン接種回数ごとの、新型コロナウイルス感染症の患者数の状況を示す。この図から読み取れることや、関連した免疫の仕組みについての記述として最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
B 人類の歴史は、感染症との戦いであったと言ってもよい。ヒトは皮膚や粘膜での物理的および化学的な防御に加え、(c)自然免疫および獲得免疫(適応免疫)によって、病原体の体内への侵入と増殖を阻止する。しかし、新たなウイルスが出現したとき、我々はそのウイルスに対する獲得免疫を持っていないことが多い。また、抗生物質(抗菌薬)もウイルスには無力なため、多くの命が失われることもある。(d)新型コロナウイルス感染症においては、対応した抗ウイルス薬やワクチンが開発された。
下線部(d)について、新型コロナウイルスの変異株の一つであるオミクロン株の出現で、新型コロナウイルス感染症の患者数が世界各国で増大した。図3は、米国ロサンゼルスでの2021年11月20日から2022年1月8日までの、新型コロナワクチン接種回数ごとの、新型コロナウイルス感染症の患者数の状況を示す。この図から読み取れることや、関連した免疫の仕組みについての記述として最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
- オミクロン株の流行に伴い、ワクチン未接種者の患者数が接種者に比べ急増したのは、オミクロン株に対する自然免疫を持っていなかったためである。
- 1月8日の時点で、累積患者数を比べると、ワクチン未接種者の患者数は、2回接種者の3倍以上、1回接種者の2倍程度となった。
- ワクチン接種の回数は、患者数の推移に影響しなかった。
- ワクチン接種による感染予防効果は、接種時に体内の病原体を完全に排除することによってもたらされる。
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この過去問の解説 (1件)
01
この問題を解くには、ワクチンによる免疫獲得の仕組みを理解している必要があります。
そのうえで、グラフを読み取り、ワクチン接種と患者数の関係を導き出します。
不適当です。
ワクチンによって感染や重症化を防ぐ免疫反応は獲得免疫です。
未接種者で患者数が多かったのは、ワクチン接種による獲得免疫が得られなかったからです。
「自然免疫を持っていなかったため」ではありません。
したがって、この選択肢の記述は不適当です。
適当です。
図3を見ると、1月8日の時点では、ワクチン未接種の患者数が最も多く約7,000人いることが分かります。
そして、1回接種を行った場合では約3,000人、2回接種を行った場合では約2,000人となっています。
未接種は約7,000人です。2回接種の約2,000人の3.5倍、1回接種の約3,000人の約2.3倍です。
グラフの数値から読み取れる関係とほぼ一致しているので、選択肢の記述は正しいといえます。
不適当です。
図3を見ると、オミクロン株の流行開始以降、未接種者が最も高くなっています。
そして、1回接種者、2回接種者の順に累積患者数が明らかに低く抑えられています。
したがって、接種回数は患者数の推移に明確に影響を与えているといえます。
したがって、この選択肢の記述は不適当です。
不適当です。
ワクチンは、無毒化または弱毒化した抗原をあらかじめ投与し、免疫記憶をつくります。これは獲得免疫の働きです。
ワクチンを接種することで、実際の病原体が侵入した際に迅速な排除が可能になります。
接種時に体内の病原体を排除することでもたらされるものではありません。
したがって、この選択肢の記述は不適当です。
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