共通テスト(理科) 過去問
令和8年度(2026年度)本試験
問58 (地学基礎(第3問) 問3)

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問題

共通テスト(理科)試験 令和8年度(2026年度)本試験 問58(地学基礎(第3問) 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

B  太陽系に関する次の問いに答えよ。

太陽と地球、月の状況が現在と異なると仮定した場合の記述として誤っているものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
  • もしも地球の自転の向きが現在と変わらず公転の向きのみ現在の逆になると、地球上で太陽は西から昇り東に沈む。
  • もしも月が地球から現在の2倍の距離に遠ざかると、地球上で皆既日食は起きない。
  • もしも地球から太陽までの平均距離が現在よりも短くなると、太陽定数は大きくなる。
  • もしも太陽から荷電粒子(電荷を帯びた粒子)が放出されないと、現在地球で観測されているようなオーロラは発生しない。

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この過去問の解説 (1件)

01

正解は「もしも地球の自転の向きが現在と変わらず公転の向きのみ現在の逆になると、地球上で太陽は西から昇り東に沈む。」です。

選択肢1. もしも地球の自転の向きが現在と変わらず公転の向きのみ現在の逆になると、地球上で太陽は西から昇り東に沈む。

誤った内容です。

現在の地球は西から東へ自転しているため、太陽は反対方向の東から西へ動いて見えます。

公転の向きだけを現在と逆にしても、自転はこれまでと同じ向きで続きます。しかも、1日に地球が自転する角度に比べて、公転によって太陽の見える位置が変化する角度は小さいため、太陽の日周運動の向きは逆になりません。

したがって、太陽は引き続き東から昇り、西に沈みます。

ただし、公転の向きが変わることで、1日の長さは現在とは少し変わります。

選択肢2. もしも月が地球から現在の2倍の距離に遠ざかると、地球上で皆既日食は起きない。

適切です。

皆既日食は、地球から見た月の大きさが太陽と同じくらいか、それより大きくなり、太陽全体を隠すことで起こります。

月までの距離が現在の2倍になると、地球から見た月の大きさは現在のおよそ半分になります。そのため、月は太陽全体を覆うことができず、皆既日食は起こらなくなります。

この場合、月が太陽の前を通る条件がそろえば、太陽の周囲が輪のように残る金環日食のような見え方になります。

選択肢3. もしも地球から太陽までの平均距離が現在よりも短くなると、太陽定数は大きくなる。

適切です。

太陽定数は、太陽から一定の距離にある場所が受け取る太陽からのエネルギーの量を表します。

太陽から近いほど、同じ面積に届く太陽のエネルギーは多くなります。そのため、地球と太陽の平均距離が現在より短くなれば、地球が受け取る太陽のエネルギーが増え、太陽定数も大きくなります。

選択肢4. もしも太陽から荷電粒子(電荷を帯びた粒子)が放出されないと、現在地球で観測されているようなオーロラは発生しない。

適切です。

太陽からは、太陽風と呼ばれる荷電粒子の流れが地球へ届いています。

これらの粒子の一部が地球の磁場の影響を受けて極地方へ入り込み、大気中の酸素や窒素などとぶつかることで光が出ます。これがオーロラです。

したがって、太陽から荷電粒子がまったく放出されなければ、現在のように太陽からの荷電粒子によって起こるオーロラは発生しません。

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