共通テスト(理科) 過去問
令和8年度(2026年度)本試験
問66 (物理(第1問) 問4)
問題文
次の問いに答えよ。
次の文章中の空欄( ウ )・( エ )に入れる語と値の組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
波長λの光は、エネルギーhc/λ、運動量h/λをもつ粒子のようにふるまう。この光の粒子を光子という。cは真空中の光の速さ、hはプランク定数である。
X線の光子が、静止している質量mの電子に弾性衝突する場合のX線と電子のふるまいを考えよう。図8のように、衝突前の電子の位置を原点として、x軸を入射X線の進む向きに、また、y軸を散乱X線の進む向きがxy平面内にあるようにとる。X線は、x軸と角度θをなす向きに散乱され、波長はλからλ′に変化した。一方、電子はx軸と角度φをなす向きに速さvではね飛ばされた。
このとき、衝突前後のエネルギー保存の法則より、散乱X線の波長λ′は、入射X線の波長λより( ウ )。また、衝突前後の運動量保存の法則は、
x方向:h/λ=(h/λ′)cosθ+mvcosφ
y方向:0=(h/λ′)sinθ-mvsinφ
と表される。X線がθ=90°の向きに散乱されたとき、電子は、およそφ=( エ )の向きにはね飛ばされる。ここでは、λとλ′はほぼ等しいとした。
次の文章中の空欄( ウ )・( エ )に入れる語と値の組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
波長λの光は、エネルギーhc/λ、運動量h/λをもつ粒子のようにふるまう。この光の粒子を光子という。cは真空中の光の速さ、hはプランク定数である。
X線の光子が、静止している質量mの電子に弾性衝突する場合のX線と電子のふるまいを考えよう。図8のように、衝突前の電子の位置を原点として、x軸を入射X線の進む向きに、また、y軸を散乱X線の進む向きがxy平面内にあるようにとる。X線は、x軸と角度θをなす向きに散乱され、波長はλからλ′に変化した。一方、電子はx軸と角度φをなす向きに速さvではね飛ばされた。
このとき、衝突前後のエネルギー保存の法則より、散乱X線の波長λ′は、入射X線の波長λより( ウ )。また、衝突前後の運動量保存の法則は、
x方向:h/λ=(h/λ′)cosθ+mvcosφ
y方向:0=(h/λ′)sinθ-mvsinφ
と表される。X線がθ=90°の向きに散乱されたとき、電子は、およそφ=( エ )の向きにはね飛ばされる。ここでは、λとλ′はほぼ等しいとした。
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問題
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共通テスト(理科)試験 令和8年度(2026年度)本試験 問66(物理(第1問) 問4) (訂正依頼・報告はこちら)
次の問いに答えよ。
次の文章中の空欄( ウ )・( エ )に入れる語と値の組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
波長λの光は、エネルギーhc/λ、運動量h/λをもつ粒子のようにふるまう。この光の粒子を光子という。cは真空中の光の速さ、hはプランク定数である。
X線の光子が、静止している質量mの電子に弾性衝突する場合のX線と電子のふるまいを考えよう。図8のように、衝突前の電子の位置を原点として、x軸を入射X線の進む向きに、また、y軸を散乱X線の進む向きがxy平面内にあるようにとる。X線は、x軸と角度θをなす向きに散乱され、波長はλからλ′に変化した。一方、電子はx軸と角度φをなす向きに速さvではね飛ばされた。
このとき、衝突前後のエネルギー保存の法則より、散乱X線の波長λ′は、入射X線の波長λより( ウ )。また、衝突前後の運動量保存の法則は、
x方向:h/λ=(h/λ′)cosθ+mvcosφ
y方向:0=(h/λ′)sinθ-mvsinφ
と表される。X線がθ=90°の向きに散乱されたとき、電子は、およそφ=( エ )の向きにはね飛ばされる。ここでは、λとλ′はほぼ等しいとした。
次の文章中の空欄( ウ )・( エ )に入れる語と値の組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
波長λの光は、エネルギーhc/λ、運動量h/λをもつ粒子のようにふるまう。この光の粒子を光子という。cは真空中の光の速さ、hはプランク定数である。
X線の光子が、静止している質量mの電子に弾性衝突する場合のX線と電子のふるまいを考えよう。図8のように、衝突前の電子の位置を原点として、x軸を入射X線の進む向きに、また、y軸を散乱X線の進む向きがxy平面内にあるようにとる。X線は、x軸と角度θをなす向きに散乱され、波長はλからλ′に変化した。一方、電子はx軸と角度φをなす向きに速さvではね飛ばされた。
このとき、衝突前後のエネルギー保存の法則より、散乱X線の波長λ′は、入射X線の波長λより( ウ )。また、衝突前後の運動量保存の法則は、
x方向:h/λ=(h/λ′)cosθ+mvcosφ
y方向:0=(h/λ′)sinθ-mvsinφ
と表される。X線がθ=90°の向きに散乱されたとき、電子は、およそφ=( エ )の向きにはね飛ばされる。ここでは、λとλ′はほぼ等しいとした。
- ウ:大きい エ:30°
- ウ:大きい エ:45°
- ウ:大きい エ:60°
- ウ:小さい エ:30°
- ウ:小さい エ:45°
- ウ:小さい エ:60°
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この過去問の解説 (1件)
01
エネルギー保存より、電子にエネルギーが与えられるため、散乱X線のエネルギーは小さくなります。
電子や光子などの量子のエネルギーは、
E = hν = hc/λ
したがって、λ′ > λ
→ ウ:大きい
θ = 90°のとき、運動量保存より
x方向 : h/λ = mvcosφ
y方向 : 0 = h/λ′ - mvsinφ ⇒ h/λ′ = mvsinφ
問題文から、λ ≒ λ′より、
mvcosφ ≒ mvsinφ ⇒ cosφ ≒ sinφ
したがって、
φ ≒ 45°
→ エ:45°
この選択肢が答えになります。
光子のエネルギーはE=hc/λなので、X線が電子にエネルギーを与えると散乱後の波長は長くなります。
hはプランク定数、cは光速、λは波長です。
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